◎ノラ・ジョーンズ・ショーケース・ライヴ~その気持ちよさは夢見ごこち~来年4月一般公演で来日
【Nora Jones Showcase Live At Blue Note】
ショーケース。
ノラ・ジョーンズが2012年11月の一般公演以来3年9か月ぶりの来日。今回はプロモーションでの来日で、この間、NHK-TVの『ソングス』、テレビ朝日系の『ミュージック・ステーション』などに出演した他、ラジオ出演、雑誌、新聞などのメディアのインタヴューに応えた。また2016年9月7日(水)には東京青山のブルーノート東京で、ショーケース・ライヴが行われた。
ショーケース・ライヴの冒頭で、司会のクリス・ぺプラー氏と簡単な質疑応答をしてから、ライヴへ。
ノラを今回サポートするドラムスは日本のジャズ・グループ、ソイル&ピンプ・セッションズのドラマー、「みどりん」とベースに小泉P克人(よしひと)。彼らは月曜(5日)にリハーサル、6日にNHK『ソングス』収録、7日にブルーノート・ショーケースとノラとパーフォーマンスを見せた。
ライヴは、トリオで2016年10月5日に発売される通算6枚目となる最新作『デイ・ブレイクス』から5曲。リード曲「キャリー・オン」以外は、ほとんどの人は初めて聴く曲だが、いずれもノラ・ジョーンズらしい作品群で、一瞬のノラ・ワールドを満喫した。
全体的には、ピアノ、ドラムス、アコースティック・ベースのトリオなので、実にシンプルなサウンドで、こうしたブルーノートのような小さなインティメートな会場にどんぴしゃだ。彼女の音楽そのものが、こうした小さなライヴ・ハウス向きであることは間違いない。
「キャリー・オン」もいいが、3曲目にやった「トラジェディー」も実にノラっぽい雰囲気で、とろける。ちょっとメロディーが「アローン・アゲイン(ナチュラリー)」を瞬間思わせるところがあるが、完全にノラの世界になっている。
ノラの最新作は、ファースト以来の傑作との呼び声も高いが実際、その通りで充実の一枚になっている。(アルバムについての詳細は後日、本ブログでもご紹介します)
5曲を新作『デイ・ブレイクス』からやったところで、サプライズ・シークレット・ゲストとしてギターのジェシー・ハリスが登場。ノラの出世作「ドント・ノウ・ホワイ」の作者である彼と共に、「ドント・ノウ・ホワイ」を披露。大拍手を浴びた。
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20万。
ところで、ノラの音楽はこういう小さな会場で見るのが本当に一番だが、彼女の人気からすると、もはや武道館クラスでないと(ギャラを)賄いきれない。単純計算だが、仮に8000人x8500円(前回のライヴ)=7千万円弱をキャパ300人で割ると、1席あたり23万円弱になる。ちょっと現実的には不可能だ。だからこの日のショーケースは20万円以上のヴァリューがあったと言えるのかもしれない。
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インタヴュー。
ところで、この日、僕はノラに短い時間だったがインタヴューすることができた。その記事は後日週刊朝日に掲載される。掲載後に、書ききれなかったコネタなどを本ブログでもご紹介しようと思う。ノラはよくしゃべってくれた。
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(この項、追記、2016年9月10日午前11時)↓
来年4月再来日。
また、ノラは来年(2017年)4月に一般公演での来日も決まった。詳細は、近日中に発表される。全米で2016年9月13日から始まる『デイ・ブレイクス・ツアー』のワールド・ツアー部分での来日になるとみられる。
オフィシャルサイト
(追記ここまで)↑
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新作。
新作は2016年10月5日、日本先行発売。アルバムについても、近々詳細にご紹介する予定。
(このノラ・ジョーンズの記事、続く。また、過去ノラ・ジョーンズ記事もごらんください)
『デイ・ブレイクス』(日本先行発売、2016年10月5日、世界は10月7日)
(輸入盤)
■セットリスト
Setlist : Norah Jones, Showcase Live at Bluenote Tokyo, September 7, 2016
All songs except “Don’t Know Why” are from her new album “Day Breaks” will be out on October 5, 2016
Show started 19:34
Chris Peppler came on stage
Nolah Jones and Watase Hitomi, translater, came on stage talked
Live started 19:47
01. Carry On
02. It’s A Wonderful Time For Love
03. Tragedy
04. And Then There Was You
05. Flipside
06. Don’t Know Why (+Jesse Harris)
Show ended 20:12
Members
Noral Jones (Vocal, Piano)
Midorin (Drums)
Koizumi P Yoshihito (Bass)
MC: Chris Peppler
Translater : Watase Hitomi
(2016年9月7日水曜、ブルーノート東京、ノラ・ジョーンズ・ショーケース・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Jones, Norah
■ ノラ・ジョーンズ過去記事
前回来日時ライヴ評
ノラ・ジョーンズ7年ぶりのツアー来日コンサート:36羽の折鶴とともに
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11399984695.html
ノラ・ジョーンズ・ショーケース・ライヴ@ブリッツ
2010年01月21日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10439136794.html
2009年12月06日(日)
ノラ・ジョーンズの新作ジャケットにはなぜ犬が映っているのか
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10404327194.html
「マン・オブ・ザ・アワー」の訳詞付き
2009年11月16日(月)
ノラ・ジョーンズ最新作『ザ・フォール』~「海賊を追いかけて」の意味
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091116.html
2003/02/26 (Wed)
Experience you'll never go through again
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200302/diary20030226.html
2002年4月初来日時のショーケース・ライヴの模様を回想。
2004/01/20 (Tue)
Unchangeable Universality: Norah Jones Live @ Spiral Hall
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200401/diary20040120.html
2004年1月のショーケース・ライヴの模様。
April 19, 2005
All That Simplicity Is Gold: Norah Jones
http://blog.soulsearchin.com/archives/000049.html
一般公演として2度目の来日。
March 24, 2007
Norah Jones: Show Case Live At Ebisu
http://blog.soulsearchin.com/archives/001668.html
March 11, 2008
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080311.html
ノラ・ジョーンズ・ライヴ『ヴェイカントな夜』(2002年9月7日)
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/jones20020907.html
2002年の正式な日本初ライヴにインスパイアーされたショートストーリー。
■ノラ・ジョーンズ・アルバム (オリジナルは5枚で今度の新作が6枚目)
■ ファースト・アルバムにして最高傑作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』(やはりアリフ・マーディン・マジックか。全世界で2000万枚以上のセールス!)
2作目『フィールズ・ライク・ホーム』(2004年)
3作目『ノット・トゥ・レイト』(2007年)
4作目『フォール』(2009年)
5作目『リトル・ブロークン・ハーツ』(2012年)
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編集盤『ノラ・ジョーンズ・カヴァーズ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0097D0LTQ/soulsearchiho-22/ref=nosim/
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