◎マリーナ・ショウの「ショー・マスト・ゴー・オン」～満身創痍でライヴ完遂

◎マリーナ・ショウの「ショー・マスト・ゴー・オン」～満身創痍でライヴ完遂

【Marlena Show Must Go On Story : Live In Tokyo: Is This Will Be Her Final Love In Japan?】

ファイナル。

2009年から始まったマリーナ・ショウの『フー・イズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』（1975年発表作品）のセッションを再現するライヴ・シリーズ。それがマリーナの体調などのために、今回が最後となるという。「最後の来日」というキャッチフレーズほどあてにならないものはないが(笑)、それでも、年齢を考えるとそういうこともあるかと思いつつ、足を運ぶ。

マリーナのライヴがどういう雰囲気のものかなどは、下記2009年、2011年などの過去ライヴ評をごらんいただくとして、今回はいずれの回も満席ソールド・アウト。

すると、マリーナは来日後、体調がよくないらしく、大阪から東京に来て東京2日目(2016年7月29日＝金)のセカンドが始まる前には、マリーナが歌わないかもしれないので、キャンセル、払い戻しもすると告知された。（見ないで帰る方には、払い戻しをします。ただ、バンドは演奏しますので、入場すれば通常料金です、というアナウンス）　しかし、結局、彼女が最初のうちは歌唱も厳しかったらしいが、徐々に持ち直し、最後までステージを務めたという。まさに、彼女にとっても『ショー・マスト・ゴー・オン』だったようだ。

しかし、最終日土曜日（7月30日）は、驚異的な体調の回復を見せ、見事なステージを披露したという。

僕が見たのは東京初日（7月28日）のセカンド。確かに体調は悪いようだったが、その分、キャリアたっぷりのバンドメンバーのソロで楽しませ、盛り上げていた。また、おなじみの楽曲はオリジナル・キーではなく低く感じられたが、ひとたびマリーナが歌えば、「マリーナ・ワールド」になっていた。

不調ながらも大人の一流ライヴということには変わらない。バンドの演奏が、安定のパフォーマンスになっている。デイヴィッド・Ｔが立ち上がって、ソロをプレイし始めると、やんやの喝采が巻き起こる。人気者だ。

本当に今回のライヴが最後になるのだろうか。また来年あたり、何食わぬ顔をして同じメンバーで来日してほしいところだ。Show must go on, and life goes on.

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■過去記事

マリーナ・ショウ・ライヴ～粋とクラスのドリーム・チーム
2011年06月22日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10930204999.html

マリーナ･ショウとドリーム･チームによるドリーミーな夜
2009年08月03日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10312956175.html

2003/12/08 (Mon)
Marlena Shaw: Storyteller Tells Her Own Story
ストーリーテラー。
http://soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031208.html
ちょっとしたインタヴュー記事。

2003/12/05 (Fri)
Marlena Shaw: What A Wonderful Her World
自由自在。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200312/diary20031205.html
ライヴ評。

■セットリスト
マリーナ・ショウ、ビルボードライブ東京、2016年7月28日木曜セカンド

Show started 21:40
01. I’ll Be Your Friend
02. You Taught Me How To Speak In Love
03. Street Walking Woman
04. Corner Pocket
05. Feel Like Making Love
06. Wonderful World
07. “Blues”
08. Go Away Little Boy
09. Rose Marie (Mon Cherie)
10. Everything Must Change
Encore Loving You Was Like A Party
Show ended 22:54

(2016年7月28日木曜、六本木ビルボードライブ東京、マリーナ・ショウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Shaw, Marlena