○『ダリルズ・ハウス』にオージェイズ登場 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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○『ダリルズ・ハウス』にオージェイズ登場

【O’Jays Appeared On “Live From Daryl’s House”】

神回。

ダリル・ホールが自身のお気に入りのミュージシャンを自宅に招き、ジャム・セッションするというシンプルながら素晴らしいコンセプトの月1音楽番組『ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス』の最新回(2016年7月)にフィラデルフィア・ソウルのヴェテラン、オージェイズが登場した。(オージェイズのオリジナルの出身地はオハイオ州カントン)

エディー・リヴァート、ウォルター・ウィリアムスに、1995年に加入したメンバー、エリック・グラントが加わった3人が、ダリル・ホールのバンドとともに、オージェイズのヒット、ホール&オーツのヒットなどを披露。

冒頭で、ダリルは「ウエルカム・トゥ・ダリルズ・ハウス、ソウル・バー!」と言う。アメリカには、日本で言う「ソウル・バー」はないが、ダリル・ホールは日本の「ソウル・バー」「ジョージズ」の大ファンで常連。そこで、「ソウル・バー」という言葉を覚えた。今回のゲストがオージェイズということで、「ダリルズ・ハウス、ソウル・バー!」の一言が出たのだろう。

寒い時期の収録だったようで、「今度呼んでくれるときには、寒くないときがいいな(笑)」などと言いながら、挨拶して、始まった。

セットリストは、下記の通り。まさにオージェイズのヒットが次々とでてくる。そして、エディー・リヴァートらが歌うホール&オーツの「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」。エディーが入った瞬間のそのソウルフルな変貌ぶりは素晴らしい。

バンドがまた素晴らしく、そのグルーヴと3人のコーラス、プラス、ダリルのヴォーカルが重なったときがなんとも言えない。

オージェイズは、1990年3月、一度だけ来日。その後、エディー・リヴァートが2009年5月に単独で来日している。

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9年。

『ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス』は2007年の暮れから始まった。当初はインターネットだけで配信していたいわゆる「ウェッブ・テレビ」だったが、しばらく前からMTVでも放映されるようになった。すでに80本近くが放映されている。2016年7月アーカイブ化されたのが、第77回で、エレ・キングの登場回。このオージェイズはその次になるのかもしれない。

もうひとつの神回は、第22回、ダリル・ホールのヒーローでもあるスモーキー・ロビンソン回。

今、公式ページのアーカイブには出ていないが、直接リンクがこちら↓
http://www.livefromdarylshouse.com/currentep.html?ep_id=23

このときの内容などのご紹介。

ダリルズ・ハウス~ダリル・ホールとスモーキー・ロビンソンの邂逅
2009年12月28日(月)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10420049757.html

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エディー・リヴァート・ライヴ評
エディー・リヴァート・ライヴ~熱いソウルは零れ落ちる汗とともに
2009年05月07日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10256152327.html

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■『ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス』~オージェイズ登場回、2016年7月公開

The O'Jays - Live From Daryl's House 2016
https://www.youtube.com/watch?v=BzWRT-PAGQk&feature=youtu.be



オージェイズは向かって左から、グレイジャケットのサングラスがウォルター、中央が新しいエリック、一番右が創設メンバー、エディー・リヴァート。

2016/07/07 に公開

■メンバー

Daryl Hall - vocals, guitar, keyboards
The O'Jays (Eddie Levert, Walter Williams, Eric Nolan Grant) - vocals
Shane Theriot - guitar, musical director
Brian Dunne - drums
Eliot Lewis - keyboards
Dennis "Doc" Williams - keyboards
Klyde Jones - bass
Porter Carroll Jr. - percussion
Charlie Dechant - saxophone, flute
Barry Danielian - trumpet

■セットリスト

01 intro
02 Love Train
03 Backstabbers
04 I Love Music
05 food prep
06 For The Love Of Money
07 Use Ta Be My Girl
08 dinner conversation
09 I Want To Know You For A Long Time
10 dinner conversation
11 I Can't Go For That (No Can Do)
12 closing comments / credits

約49分

オフィシャル・ホームページ
http://www.livefromdarylshouse.com/

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■オージェイズが、トランプ陣営の「ラヴ・トレイン」楽曲使用を非難

「この曲はみんなが一つになることを歌ったもので、間に壁を作る物ではない」 アース・ウィンド&ファイアーも陣営の「セプテンバー」の使用に不快感→

The O'Jays Bash Trump Campaign's Use of 'Love Train': 'Our Music is About Bringing People Together, Not Building Walls'
7/21/2016 by Colin Stutz
http://www.billboard.com/articles/news/7446549/the-ojays-donald-trump-republican-convention-love-train

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