◎『ザ・ナイト』に藤田正さん登場～音楽評論家の懺悔

◎『ザ・ナイト』に藤田正さん登場～音楽評論家の懺悔

【The Nite : Fujita Tadashi On EWF】

ゲスト。

アース・ウィンド＆ファイアー、モーリス・ホワイト追悼のムック本『アース・ウィンド＆ファイアー』（シンコーミュージック）を編纂、執筆した音楽評論家の藤田正さんが、同書のプロモーションで『ザ・ナイト』にゲスト出演することになり、公式付添人として吉岡正晴がエスコートした。

期間限定で同録をアップしました。
The Nite 04-28-2016 EWF & Fujita Tadashi, The Soul Searcher
https://soundcloud.com/nitesearchin018/the-nite-04-28-2016-ewf-fujita-tadashi-the-soul-searcher
（約29分）
（なお、モーリス逝去は正確には現地時間2月3日です。番組では4日と言いましたが、日本時間では4日に情報が流れましたということです）

藤田さんはミュージック・マガジン社で「ミュージック・マガジン」の編集などに携わり、その後独立、自身で「バッド・ニューズ」という雑誌を始めた。現在は同誌は廃刊、その後フリーランスの音楽評論家として活動している。

実は僕は1970年代からお名前は存じていたが、お会いするのは初めて。出番の30分ほど前に控室で初対面。軽く打ち合わせをして、本番。

かける曲として「ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド」と最後に「ブギー・ワンダーランド」を用意したが、結局25分くらい3人でしゃべり続け、最後に1曲だけかけた。それも、「ブギワン」ではなく、「レッツ・グルーヴ」がかかった。

おもしろかったのは、「ブギー・ワンダーランド」の件。そこから藤田さんがディスコによく行っていたという話になり、なぜディスコはバカにされるか、というちょっと僕のここしばらくのライフワーク的テーマをふってみたら、なかなかおもしろい回答をいただいた。

藤田さん曰く「かつては（原稿では）『ディスコ大嫌い』なんて何度も書いたんですが、ここで初めて告白しますが、何度ディスコで倒れたかわからないんですよ。（笑）

そして、ブラック・ミュージックを好きになるのはほとんどが男性だった。僕の周りの奴も含めて全然もてない奴らばっかりだったんですよ。ディスコでは僕らと関係のないようなかっこいいお兄ちゃんとかが、綺麗なお嬢さんのほうにどんどん流れてくのがものすごく憎いんですよね。（大爆笑）　そんなときに、『レッツ・グルーヴ』なんてものすごく大好きなのに、『あれは、ダメだ』なんて言いたくなっちゃうんですよ（大爆笑）」

「ってことは、かなり屈折してるんだ」と僕が訊くと、「そう、でも、その屈折してるってこともいいたくないんですよね（笑）　『ブギー・ワンダーランド』もほんとは好きなんだけど、原稿では「あれは、ダメ、リズムがファンクじゃない」なんて書いちゃうんですよ。（爆笑）」

懺悔ナイトになりました。（笑）

そして最後に、この本の「玉に瑕」が「吉岡さんが書いてないこと。書いてもらえなかった」と藤田さんが言った。（笑）　いやいや依頼来ませんでした。次回はぜひ。（笑）

ということで、ゲストは藤田正さんでした。おもしろかった。ご出演ありがとうございました。

■モーリス・ホワイト関連

モーリス・ホワイト・ロス
2016年02月20日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12130586312.html

モーリス・ホワイト氏への感謝（日本語版）
2016年02月10日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12126673989.html

速報。訃報。モーリス・ホワイト、アース・ウィンド＆ファイアー創始者、74歳で死去
2016年02月05日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12125253918.html
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