◎還暦ソウルマンを祝う会、盛大に~ソウル好きはみな若い | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎還暦ソウルマンを祝う会、盛大に~ソウル好きはみな若い

【Celebration For Kanreki Soul Men】

七人衆。

今年還暦を迎えるソウルマンが七人を祝う会が、2015年6月21日(日)、六本木のグランドハイアットで行われた。


ブラザー・コーン、マイケル鶴岡、セルジオ・ムトウ、SDJなどのライヴ、テディー団らのダンス・パフォーマンス、七人衆からのプレゼントなど、もりだくさんの内容で、宴は3時間以上続いた。

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この会場はマイケル、コーンたちが年2回ほど定期的に出演している「クラブ・シック」の会場でもあり、ステージの前にウッドのダンスフロアーが作られ、DJブースから流されるダンス・ソウル曲で満員の参加者が所せましと踊った。また、九州、沖縄、北海道などから多くのソウル好きが集まり、旧交を温めていた。

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濃厚。

それにしても、めちゃくちゃ、こゆーいメンバーの集まりで、超絶楽しかった。もう、ほんと、こんな濃い連中の中では僕はぜんぜん薄い存在です。(笑)

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 (左から、白川俊輔(恵比寿ブラウンシュガー)、吉岡正晴、ブラザー・コーン、マイケル鶴岡、テディー団、北原勝巳(グッディーズ)、藤澤富和(ザ・ディープ))

七人衆、みんな熱くって元気がいい。しかし、ソウルバー経営者が4人もこの年生まれ、というのはいったいどういうめぐりあわせなのだろうか。ほんと、おもしろい。

七人衆全員が色紙にサインをしたものを何人かにプレゼントしたのだが、コーンちゃんは、「昨日付けで『この先、(この色紙に書かれた7人の)誰が早く逝くかバトル』がスタートしました」と宣言、爆笑を誘っていた。

あちこちのソウル・バー・オウナーなどが多数集結、しかも、九州、北海道などからもいろいろ来京され、ひさびさに会う方も多かった。

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(SDJの四人、フロアで踊っているのはクックさん)

ライヴではジェイさんのSDJ(ソウル・大好き・じゃー)が歌った2曲のうち新曲のスイート・バラード「ハリー・ハリー・ベイビー」がダイスケの強力ファルセットを大フィーチャーして、すごくよかった。これは次のアルバムに収録されるそう。

またジェイさんは例の強力なシンガー、青山春裕(はるひろ)さんと2015年8月28日(金)三軒茶屋グレープフルート・ムーンでライヴを行う。

セルジオ・ムトウは例のジェームス・ブラウン・ネタ。「プリーズ・プリーズ・プリーズ」でのマントかけネタをやったのだが、なかなか誰もマントをかけにこないという、ちょっとしたコントになって、大受けしていた。

そして、コーンちゃんの「ウォント・ビー・ロング」で大団円。最後は7人衆が出口でお見送り、という形で終わりなき宴を終えた。

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(プレゼント大会)

この日参加したソウル関係者の一部は、同じく周年記念パーティーをやっていた祐天寺のソウルバー、オハイオへハシゴ。

また、メンバーとその友人たちは、還暦二次会、赤坂ミラクルへ。ミラクルがこれほど混んだことは見たことがないほど牛詰めで満員電車さながらになっていた。

ご来場いただいたみなさま、開催にお手伝いいただいた関係者のみなさま、ありがとうございます。コーンちゃんが言ってた「次の60年後の第二の還暦までがんばりましょう」。

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赤。

それにしても、僕はマイケルから何かワンポイント赤つけてきてくれ、と言われて、マイケル・ジャクソンのイモータルの赤いTシャツを着ていった。リハに集合したとき、みんな何も赤いものをつけてなかったので、なんだ、みんな赤つけてないのか、と思いきや、本番前にみんなが真っ赤なスーツやテカテカの赤いスーツに着替えたのには度肝を抜かれた。なんでみんなこんな赤いスーツ持ってるんだ。(笑) 唯一九州のグッディーだけが、青いスーツに中にちょっと赤いのがはいっていた程度。僕なんか、一番ジミだった。そうしたら、誰かに「マイケルのTシャツを、還暦ネタに使わないでくださいよ」と笑われた。

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(左からマイケル鶴岡、ブラザー・コーン、吉岡。マイケルとコーンちゃんは着替え前)

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(この靴は恵比寿のデニーロこと、白川さんのイタリア製の高級靴。この日のために蔵出し。ぴっかぴか、コーンちゃんがステージ用に狙ってた)

みなさんのプロフィールを聞いたのだが、その中で恵比寿ブラウン・シュガーの白川さんが、かつて俳優志望でニューヨークのアクターズ・スタジオで学んだことがある、という話を聞いて超びっくりした。思わず、そのあたりの話をインタヴューしてしまったので、それは後日ご紹介します。

それから多くの観客の中に、来年還暦のマーチン(鈴木雅之)を発見。「あれ、この日はカナケン(神奈川県民ホール)でのライヴのはずだが…」と思ったら、近づくと、マーチンのそっくりさん。ほんと、めちゃ似ている。あの有名な「札幌のマーチン」だった。ご挨拶したら、えらく腰の低いマーチンであった。なんか、日本全国にマーチンがいるようだが、全国のマーチンを一堂に集めたらそれはそれでおもしろいんじゃないか、と思った。(笑) 

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(札幌のマーチン。最初本物と間違えた)

我々の先輩、クックさん、川畑さん、みなさん超絶元気なので、驚く。ソウル・ミュージックはみんなを若く保つのか。Soul music keep you young ってことか。

みなさんへのお土産は、ソウル・マンじゅう、ならぬソウル・どら焼き。3個セット。

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(アフロパンツさんが7人衆全員を描いて全員にそれぞれプレゼントしてくれたイラスト)

ソウルバー関連では、今回いろいろと仕切ってくれた「モウモウ会」という1961年生まれ会がある。6年後に還暦ソウルパーティーとなる模様。

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■セットリスト 還暦ソウルマンを祝う会、2015年6月21日(日)@六本木・グランドハイアット東京

Door opened 18:30
Show started 19:00
--DJ—DJ Keiko
7人プロフィール紹介・挨拶
発起人登場祝辞と乾杯
鏡割り
--DJ Time—
01. Dance Performance (Former Action)
--SDJ Live Performance—
01. 涙のディスコティック I Just Can’t Say Goodbye [Philly Devotions]
02. ハリー・ハリー・ベイビー
--Talk Time 7 Soul Men—
--Present Time—
--DJ Time—DJ Boss from Kagoshima
01. Dance Performance “Spanish Fly” – Teddy Dan
--Sergio Muto Live Performance—
01. Sex Machine
02. Please, Please, Please
--Brother Kone Live Performance—
01. Won’t Be Long
記念撮影
お見送り
Show ended 22:30

□還暦ソウルマンを祝う会

還暦ソウルマン七人衆はいずれも昭和30年、1955年生まれで次の通り。

マイケル鶴岡 (三宿・ソウルナッツ)
ブラザー・コーン(ダ・バブルガム・ブラザーズ)
白川俊輔 (恵比寿・ブラウン・シュガー)
藤澤富和 (大宮・ディープ)
北原勝巳 (福岡・グッディーズ)
テディー団 (ダンス・クリエイター)
吉岡正晴 (音楽評論家)

ライヴ

フォーマー・アクション(マドカ、カイト)(ダンス)
SDJ(ジェイ公山、シュガーピンプス、ダイスケ)
セルジオ・ムトウ
テディー団 (ダンス)
ブラザー・コーン

DJ

DJケイコ
DJボス
DJオサ

司会 藤本典央(やきとり処月忠)

(2015年6月21日日曜、ホテル・グランドハイアット東京、還暦ソウルマンを祝う会)


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