◎ 「ソウル・パワー・サミット」第7回始まる (Day One)
【Soul Power Summit 2012】
7回目。
2006年から始まったソウル・ミュージック好きの日本のミュージシャン3組、「ソウル・トライアングル」(鈴木雅之、ゴスペラーズ、スクープ・オン・サムバディー)が中心となって毎年夏に行なわれる「ソウル・パワー・サミット2012」が、2012年7月14日(土)東京国際フォーラムから始まった。フォーラムで14日、15日、さらに大阪で20日、21日と行なわれる。
セットリストなど詳細は、21日終了後にご紹介する。
初日を見た感想。一言、3時間半超が実に凝縮して密度濃くつまっていた感じで、あっという間だった。
メイJ.と三浦大知が持ち時間10分ずつでちょっと短かった。15分ずつでもよかったかもしれない。
しかし、ゴスペラーズのアカペラでホイットニーの曲をメイJが歌い、さらに彼らのコラボでシングルとなった「アップ・アップ・アンド・ウェイ(ビートでジャンプ)」になったところは、印象的。そこで村上氏が説明したが、ホイットニーの「セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー」は、もともとフィフス・ディメンションのリード・ヴォーカルの二人、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニアがレコーディングしていたもの。しかし、彼女たちのものはヒットせず、ホイットニーがカヴァーしたところ世界的大ヒットとなった。そして、「アップ・アップ~~」はフィフス・ディメンションの大ヒット。
さらに付け加えると、マーチンと聖美さんがデュエットした「星空の二人」は、マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・ジュニアとしての最大のヒットだ。そういう意味では、マリリン&ビリーは今回の裏の裏のつながりということになる。
ダンスマンは、「ソウル・トライアングル」以外では唯一の7回連続出場とあいなった。
アンコールは、今年2月に亡くなった『ソウル・トレイン』創始者であり、初代司会者でもあるドン・コーネリアスに捧げるメドレーとなった。司会者はダン(スマン)・コーネリアス。
マーチンのところやゴスペラーズのところは、そこだけで幕の内弁当的多彩なゲストがこれでもかこれでもかと出てくる。
今回は30数曲にのぼるため、ドラマーを二人体制でしいた。
7回目にして、村上氏のいうちょうどいいサイズ感というのが、ほぼ確定してきたような気がする。
柳ジョージさんのギターがロビーに飾られていた。
今回も『ソウル・パワー』、パンフレット入魂でお手伝いしました。ぜひお買い求めください。
(この項つづく)
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