◎ラウル・ミドン、新作『シンセシス』登場
【Raul Midon's First Album For Decca】
移籍。
EMIから出たアルバムで音楽シーンに衝撃を与えた盲目のブラック・シンガー・ソングライター、ラウル・ミドンがレーベルをデッカに移籍し、最新作『シンセシス』を発表した。現在プロモーションで来日し、昨日(10月8日)、代官山でショーケースを行った。
残念ながら僕は別の急の仕事がはいり行けなかったが、新作からの楽曲を披露したもよう。
さてこのニュー・アルバムが、またいい。
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基本的には彼の音楽は、変わらない。ギターを弾き、彼が「見た」もの、感じたことを楽曲に託し、彼が歌う。ときにマウス・トランペットを披露し、ラウルの世界を作る。彼のような真摯な音楽的アプローチを見ていると、1970年代に活躍し、いまでは隠遁生活をしているブラックの吟遊詩人ビル・ウィザースを思い起こさせる。流行り物には関係なく、自分がいいと思ったものを、ただ黙々とやる。そんな感じだ。
今回のプロデューサーは、ラリー・クライン。1980年代からジョニ・ミッチェルの仕事でも大変有名だ。最近ではハービー・ハンコックの『リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』のアルバムをハービーと共同プロデュースして、グラミー賞の「アルバム・オブ・ジ・イヤー」を獲得した。
ラウル・ミドンは1966年3月14日アメリカ・ニューメキシコの生まれ。そう、クインシー・ジョーンズの誕生日(1933年3月14日)と同じだ。って、前のブログにも同じこと書いてた。(苦笑)
>Swing Oさん、『マーヴィン・ゲイ物語』のご紹介、ありがとうございます。感謝感謝です。
http://www.waxpoetics.jp/blogs/45/2009/10/09/
■ラウル・ミドン過去関連記事
September 02, 2007
【ラウル・ミドン~見たものを歌に託す】
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20070902.html
October 25, 2005
Raul Midon: From Donny To Stevie To Raul
ショーケース・ライヴの模様
http://blog.soulsearchin.com/archives/000603.html
January 31, 2006
Raul Midon: He Sings What He Saw In His Rural Hometown
【故郷で見た景色を歌うラウル・ミドン】
http://blog.soulsearchin.com/archives/000805.html
■ラウル・ミドンの最新作『シンセシス』、2009年10月11日(日)放送の『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」(毎週日曜日午後4時半~4時50分、インターFM=76.1mhz=東京地区)でご紹介します。
■メジャーでのファースト・アルバム『ステート・オブ・マインド』
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■2作目
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ENT>ARTIST>Midon, Raul