前回からの続きです✨
＊・＊・＊・＊・＊
フウくんの住む街に着きました。
「着いたよ
ネットカフェにいるね」
という連絡と。
映画に行った後に
コンビニに寄るかも分からないから
駅のおにぎり屋さんで
おにぎりを買っておきました。
(いつもフウくんに会うまで
緊張でご飯が食べられないから空腹です/笑)
ネットカフェで
フウくんを待っていると
8時過ぎにLINEが入りました。
(結局ここでも眠れず…笑)
もうすぐ家を出るよ、と。
準備を始めて
化粧も改めてチェックしていると
フウくんから
「向かう」
と一言LINEが来たので
急いで会計を済ませます。
ネットカフェを出て
フウくんがいつも車を停める方へ向かって
歩き出しました。
すると
私の横を車が通り過ぎていきます。
ふと見ると
フウくんの車で
フウくんと目が合いました。
あっ、フウくん…！！
私はフウくんの車を追いかけるように
少し足速に歩きます。
えっと…
フウくんの車が曲がったここを…
曲がると…
あれっ？？
フウくんの車がない。。。
あれ？
道、間違えた…？？
するとフウくんから着信。
「お前、道一本間違えてる。
一本、手前の道な。」
「ぅえっ！？」
振り返ると
フウくんが迎えに来てくれてました/汗。
10年経っても
平気で迷子な自分に恥ずかしくなります。
どうやら
方向転換の為に
いつも停める道ではない道から入り
いつもの場所に停めたみたいで、
私は分からずに
ただフウくんの車を追いかけて歩いて
道を間違えたみたい/汗。
風景を確認しなさいってね/笑。
フウくんの車に乗り込み、
映画が始まるまで
約20分〜30分くらい。
車の中
フウくんが
一生懸命に音楽を流そうとしました。
「この曲！めっちゃいいんよ！」
その曲は
今回の映画のテーマ曲。
フウくんのテンションは
映画一色という感じ✨
でも…
「うわー、なんでや！
上手くBluetooth繋がらん！
もう映画館に着くしー。」
と音楽を上手く流せず
悔しがるフウくんが可愛いし
こういう抜け感、
フウくんらしくて結構好き/笑。
結局
上手く音楽を流せないまま
映画館に着きました。
映画館はショッピングモールの
一画に入ってて
規模としてはそこまで大きくない映画館。
この映画館に来るのは2回目です。
今回と同じように
ONE PIECEの映画の時。
あの時は
フウくんと
"ホテル以外の場所"に行けるんだと…
映画に誘ってもらえたことに
すごく舞い上がっていた気がします。
もちろん
今回もすごく嬉しかったし
ドキドキするけれど
時間を重なるごとに
願っていたことが叶っていくことが増えて
舞い上がるというより
噛み締めるようになって来ている･.．・｡*
駐車場に車を停めて
「とりあえずドリンク買っておこう」
と前回同様に
1階の食品売り場に直行です。
(フウくんは
300円の映画館ドリンクではなく
100円のペットボトルを買いに行く派。)
えっ！？
この人はまた
食品売り場に私を連れて行くのか！？
「ちょっと待ってフウくん…
ちょっと大丈夫？
フウくんのテリトリーに入ってる気がして
なんか焦るんですけど……」
「え？そう？」
「フウくん
この食品売り場、よく使うの？」
「いや、来ないよ。
だから何処に何があるか分からんw」
「そっか…」
何処か少し
ホッとします。
それでもやっぱり
フウくんの街で
あまりに日常っぽい場所にソワソワします。
スタスタ歩くフウくんを追いかけながら
私は周りをキョロキョロ。
挙動不審もいいところ/汗。
でも
フウくんが何も気にせずに
私をこの場所に
連れて来てくれるということは
きっと大丈夫ということなんだろうな。
なんか…
食品売り場を一緒に歩くとか
それだけで内心は嬉しかったりしてる///
「フウくん、
一緒にお菓子とか買わなくていい？」
「なんで？」
私はここでドリンク買うなら
お菓子も一緒に買っておけば
後からコンビニに寄らなくていいと思って
フウくんに提案しました。
でもフウくんには
その意味が伝わっていないみたいで
お菓子コーナーを無視して
レジまでスタスタ歩いてく。
あとでコンビニ寄るのかな？
くらいに思って
私はフウくんの後をついて行きました。
フウくんの住む街では
私はフウくんに任せるのみです/笑。
ドリンクを買って映画館に向かう途中
雑貨屋さんで可愛いバッグを見つけて
立ち止まると
何も言わず一緒に立ち止まってくれるフウくん。
「このバッグ、可愛い！
欲しいけど…ちょっと迷うなぁ…」
「どうする？
映画を観終わる時には閉まってるよーw」
「だよねー」
怒らずに付き合ってくれるフウくんに
安心する。
最初の結婚相手が
かなりのDVだったこともあり
そもそも
親が過干渉で
自由を与えられてこなかったこともあり
自分が好き勝手に動くということに
物凄い恐怖心が生まれます。
怒られないかなって
ビクビクと怯えてしまう感じ。
だから
自分の行動ひとつ
相手にどう思われるか
不快にさせていないかと
すごく気にしてしまう癖があります。
だから
何も言わずに立ち止まり
私のペースに付き合ってくれるフウくんに
安心感が湧くんです･.．・｡*
とりあえずは
バッグを買うこともなく
そのまま映画館に向かいました。
チケットを発券して
まだ少し時間があります。
上映開始時間まで10〜15分くらい。
「まだ時間あるなー」
とスタスタまた歩き出すフウくん。
「えっ、もう10分しかないよ？」
心配症の私は
早く映画館に入りたいんです/笑。
「まだ10分あるし
上映時間すぐには本編始まらないし。
まだ時間あるやん。」
前回もそうだったけれど
フウくんは
時間ギリギリまで動く派/笑。
下の階に降りて
大好きなゲームコーナーをチェックです。
「あー、
欲しいものも無いし…
取れそうなのも無いねー。」
「やらないの？」
「うん、別にいいかな。」
クレーンゲームで
使う時はガツンと使うのに
必要ないと感じたら無駄遣いはしない。
ちゃんとしてる/笑。
ゲームコーナーを出ても
まだ少し時間があったから
私はもう一度だけバッグが見たいと
フウくんにお願いしました。
雑貨屋さんでバッグを悩みます。
サイズ感も色も理想的だけど
どうしても素材が好みではないバッグ/笑。
でもここ最近
バッグが欲しくてずっと探していたから
適度に良いバッグを見つけて
買いたくなります。
「あーっ、迷うよ！」
私がブツブツ言いながら迷っても
フウくんは
何も言わずにいてくれます。
"フウくんと一緒に買ったバッグ"
と思ったら余計に響きがよくて
素材は嫌いだけど買いたくなる。
でもやっぱり
素材がどうしてもコレ！って思えない…
数分間
迷いに迷って
結局は買わないという選択をしました/笑。
「ごめんね。
どうしても素材が好きじゃなくて…
迷ったけど、やっぱりやめる。」
「いいよ。
コレ！いうものが出るまで我慢やなw」
あ…
やっぱりそうだよね？
「うん✨」
本当に欲しいものを買う。
私は時折、
衝動買いしてしまう時があります。
今回も勢いで
"フウくんと一緒に買ったバッグ"
という思い出バッグとして
買いそうになったけれど/笑、
最終的に使わなくなる気がしてやめました。
フウくんも
苛々すると衝動買いしそうになる人。
(LINEにURLを送りつけてくるし🤣)
でも実際には
あまり本気で衝動買いはしない感じ。
話を聞いていたり
実際の行動を見ていると
私より真面目なんだろうなって思えます✨
フウくんに出会って初めて
私は身を任せられる感覚を感じる。
それは、
私よりしっかりしてるから/笑。
"何かあっても
この人がいるから大丈夫"
そんな安心感。
ずっと
身近では誰も信じられず
独り闘ってきた自分にとって
初めて感じる安心感です。
フウくんに選んでもらえて
本当によかった…そう思いますね･.．・｡*
気づけば
映画の上映時間まであと数分でした。
ワクワクと入口に向かいながら
私は何気なく
ふと思ったことを言葉にしました。
「フウくん…
これだけONE PIECEが好きならさ…
本当なら、初日に行きたくない？」
この言葉をきっかけに
これが私の心を
揺さぶることになります。
つづく
＊・＊・＊・＊・＊
ありがとうございました･.．・｡*
