長男のサッカーの卒団式でした
マイペースで争いごとが嫌いな長男にとって、
体をぶつけあうサッカーはとても苦手なスポーツだったよう。
それでも 一度はじめたことは最後まで続けなさいと、
親の価値観を押し付けてしまったせいか、
親の価値観を押し付けてしまったせいか、
やりたくないと言ってはいけないんじゃないかと我慢し、
試合に出られないことを悔しいと思うことすら諦め、
何とも思っていないふりをしていた時期もあったようだけど、
最後の6年生の合宿で、
自分の意志で、「絶対に行きたくない!」と理由も含めて
泣きながら言いました。
彼は彼なりの理由があり、それはとてももっともで、
みんながリーダーシップを発揮しなきゃいけないわけでもなく、
みんながはきはきのびのび成長しなきやいけないわけでもなく、
閉じこもりたい時は、閉じこもればいいのだなと、
どちらかというと(いやかなり)
はきはきのびのびと、
周囲の期待に応えまくって成長してきた私は、
息子から色んなことを教わりました。
サッカーを辞めると決めた長男。
私は、役員をさせてもらっていたので、
できれば続けて欲しいなと思いつつも、
それは親のエゴだなあと思い、、
「じゃあ、ママだけ残るからやめてもいいよ」と言って、
一緒に役員をしていたママたちに
辞める意志を告げ手続きしてもらおうとしたら、
既に卒団式を経験していた、
二人のお母さんが、
「一緒に卒団しようって言って!」
「私が言ってたって伝えて!」と
真剣に何度も言ってくれました。
嬉しかったのは、
最後まで続けた方がいいよ、とか
そういう大人目線の言葉じゃなかったこと。
いいとか悪いとかじゃなく、
息子と一緒に卒団したいって思ってくれていること。
その気持ちがうれしかったので、
いただいた想いを伝えるだけ伝えて、
それでも辞めるのは彼の自由だなと思って、
そのまんま伝えたら、
いともかんたんに、
「じゃあ、続ける」と・・・。
想いが人を動かすってこういうことだなあ・・・
それからは、
行きたくない試合は行かず、
でも練習はたんたんと参加し、
最後の方は、サッカー楽しくなってきた、
と試合にも参加するようになり
3月に入ったころに、
「最後まで続けてよかった!」と嬉しそうに言っていました。
そして迎えた昨日の卒団式。
最後のシュート大会では、
これまで打てなかった強いシュートが打てたようで、
最後までは残れなかったけど本人も
「シュートがんばった!惜しかった!」と・・・。
卒団式を終えて、
打ち上げの謝恩会が終わった帰りがけ、
一緒に卒団しようと言ってくれた、
二人のママそれぞれに、
「あの時声をかけてくれてありがとうございました。
卒団できてよかったです」
と照れくさそうにちょっと甘えた顔で、
お礼を言っていました。
私もほんとにありがとうの気持ちがいっぱいで、
みんなに出会えて、
役員やって本当によかったって思ってます。
21名の仲間と悲喜こもごもの6年間。
クラブチームではなく、
ボランティアコーチと
保護者のサポートがあって成り立つクラブ。
英才教育のチームじゃないけど、
みんなとっても頑張り屋の子がたくさんいて、
全員で勝ち取ったトロフィーたち。
卒団式の時に全員で分けるために、
たくさん勝とうって、がんばった素晴らしいチームでした。
息子がサッカーをはじめたのが、
夫婦で会社を設立した年だったこともあり、
最初はろくすっぽお手伝いができず、
みんなが集まる場に参加もあまりできなかった私を
「できることを、できる人がやればいいんだよ!って、
励ましてくれたママたちの声に、
私も本当に頭が下がり、ありがたい想いでいっぱいでした。
息子も私も、たくさんのことを学び、
温かい愛に包まれて過ごした6年間。
22人の子供たちを我が子のように叱咤激励し
育ててくれたコーチのみなさま。
心温かく、愉快で楽しく、
そして飲んだくれな愛すべきママやパパたち、
我が子と同じくらい可愛い、21人の仲間たち
みんな本当にありがとう!!
息子は中学ではサッカーはしないようだけど、
これからもどうぞよろしく!
そして次男は、あと5年お世話になりまーす!!

