仕事に心を込めるって、
どういうことなのか・・・・。

それは、会社や上司の
言うなりになることではないと
思うのです。

相手のためを想うってどういうことなのか。

相手の希望を
何でも聞き入れることではないんじゃないか。

もちろん、
自分が好き勝手するのでもない。

じゃあ、何なんだ?

それは

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「相手」(会社や目の前の仕事)
にとって

「自分」が
心から正しいと思ったことをする。
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たとえその時、
相手に恨まれても
組織で異端児扱いされても、

長い目で見て、
本当に正しいと思ったことをする。

そしてその正しさを判断するのは自分の心。

それが心を込めるということじゃないかと思います。


自分本位の正しさではなく、
相手にこびるのではない。

大昔、
ユーミンがラジオで恋愛相談をしていた時、

「助けてください、彼がふりむいてくれない・・・
どうしたらいいの?」


みたいな重たい相談には、
「自分しだいね」で終わって。


「くよくよしても仕方ないし、
いい女になります☆」


みたいな、投稿には
丁寧に具体的にアドバイスをしていました。


そのギャップにびっくりしたし、
あっさり答えられた方は悲しいだろうなあと
当時は思ったのですが・・・、

今思えば、

ユーミンは恐らく、

自分の恋愛に自分で責任を取っている人には
親身にアドバイスをしたし、

そうじゃなくって、彼のせいにして、
「ちょうだい、ちょうだい」になっている人は
突き放したのだろうなと。


突き放された人の中には、
その冷たさに、がっかりした人もいるでしょう。
感じ悪いと思った人もいるかもしれない。


でも、それはユーミンが、
リスナーを下に見ているとか、
そういうことではなくて、


突き放すことが
相手のためだからだと思うのです。


嫌われたくない、
よく思われたい、感謝されたい、と、
心のどこかで思っていると、
それは必ず行動にあらわれる。


そして、それは長い目で見ると、
結果的に相手にも自分にも
うまくいかない結果をもたらす。


心を澄ませて、
目の前の相手にとって、
正しい在り方でいる。


例えその場では冷たいと言われても、
ひどい人と言われても、



自分の中の正義を貫けば、
その想いが届く人には届く。


届かない人は、
今のタイミングでご縁は無い。

それだけのこと。


その「正義」の判断は、
難しいだけに、失敗することもあるでしょう。


けれど本気で取り組んだゆえに、
本気で凹めば、
たくさんの学びというギフトが得られて

失敗の確率は減っていくはずです。

以前もシェアしましたが、

カナダのシャーマン。
オーリア・マウンテン・ドリーマーの

The Invitation(ただ、それだけ)
という詩の一節

・・・・・・・・・・
私が知りたいのは、
あなたが人を裏切っても、
自分に正直にいられるかどうか、
人から裏切り者と責められても、
自分の魂を裏切らずにいられるか
不誠実になるがゆえに、
人から信頼されるかどうかだ。
・・・・・・・・・・・・・

不誠実と思うのは他人。
相手の心はどうすることもできない、

相手の心が目先の欲にとらわれていればなおさら。
裏切り者と言われて、恨まれることもあるでしょう。

相手の魂を裏切っているわけじゃないから、
そんなのいいんです。


自分が、
本当の意味で誠実であるかどうかは、
心を澄ませればわかる。


自分を裏切ったら、
自分が崩壊しかねない。

でも、大丈夫。


本当の自分(自分の神様)は、
自分に誠実であれといつも訴えているから、

心を澄ませて、
自分の神様の声に従っていれば、


結果的には、
たくさんの人に役に立ち、
誰も裏切ることはないのですよね。


私も、日々、
その場の反応にとらわれることなく、

本当の意味で相手のためになるように、
自分を裏切らずに、
誠意を尽くしたいと思います。


感謝をこめて

自分の神話の歩き方バックナンバーより