先週は、「おら毎日東京さ行くだ」状態だったので、

しばらくぶりになってしまいました。

えーと、どこまで書いたんだっけか。

そうそう、息子の病気が発覚し、開業を断念したのでしがね。

・・・

嘔吐しまくりの息子、病名はわかったものの、

実は治療法はありませんでした。

お医者様が施す手立てとしては、
対処療法として嘔吐を防ぐために、
胃の入り口をせまくする手術をするくらい。

でも、そうすると、食べ物が入りにくくなる。

主治医の先生から、

「治ってバラ色になるという手術ではないんです」と言われたことを覚えています。

なので、とにかく戻さないようにしているしかない。

月に一度、体重の増減を確認するために病院に通いつつ、

ひたすら家で安静にすごしていたのでした。


とにかく横にはできないので、ずうっと抱っこ。

おんぶも試みたけれど、
胃が圧迫されるのか、背中で何回か戻され断念。

仕方ないので片手で抱っこして、
食事の支度も食器洗いも全て片手でしてました。

スリングを導入し、なんて楽なんだろうと思ったっけか・・・。

もちろんトイレも着替えも抱っこ。

戻した後始末の大変さを考えると、抱っこの方が何倍も楽だったんですね。

ま、次男と違って軽かったからできたんだと思うけど・・・・。

寝る時も抱っこして、ソファーで寝る毎日。

飲ませても飲ませても戻してしまう息子。

抱っこに疲れて、体重の増減に一喜一憂する私。

おそらく気持ちが悪いのか、息子は常に機嫌が悪く、
楽しい子育てとは無縁の毎日が続きました。

病名が発覚するまでは、とにかくがむしゃらに仕事もしていた分、
気力もあったのだと思うのですが、

雑貨屋開業を断念した日、夢だけでなく緊張の糸もと切れてしまったようで・・・、

毎日泣いてばかりの日々をすごすことになりました。


思い出したくないというか、

つらいことは忘れてしまうたちというか、

あまりにもうすぼんやりした過去のものになってくれたのですが、

とにかく、日の差さない暗い部屋で(買ったマンションも失敗だった)、

毎日まいにち、しくしく泣いていました、

考えるのは接待三昧であけがたに帰宅する夫に対する恨みごとと、

わが身に降りかかった不幸を嘆くことばかり、

とにかく自分は哀れなヒロイン。

毎日毎日泣き通し。

そんな日が半年間くらい・・・。

今思うと、たった半年で済んで本当によかったと思うんだけど、

私にとっては、永遠に抜け出せない暗闇の中にいたような時間でした・・・・。


そこに転機となったのは夫の転勤の話から・・・・

というわけで、そこはまた次回。

なんか、あたしって大変~、という話ばっかりしたようですが、

これらは全て自分に必要な時間だったんだと、今は心から思います。

ま、痛い目にあわないと感じない愚か者だということなのですが・・・・。


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