昨日は長男の保育園の卒園式。
実は、下の子がかかっていた胃腸炎が感染し、
下痢と嘔吐をくりかえし、朝からぐったりしてたので、
お休みしてもいいよ。と言うと、
「証書もらいに行く!」と、青白い顔で、でもきっぱりと。
そこで、吐き気止めの座薬を入れて、開会時間ぎりぎりに到着。
会場で座っていても、
真っ青な顔で、朦朧とした様子の息子。
戻してもいいようにと席の後ろに先生がバケツを置いてくれたくらい。
いつ倒れるか、戻すかと私以外のママや先生方も
みんなが心配で見守ってくれていた。
そんな状態だったのに、自分の名前が呼ばれると、
力をふりしぼって、大きな声でお返事をして、
証書をもらい、段どり通りに着席。
もうそれで十分と思って、
正面に座っていた私は、そのあと何度も
遠くから「かえる?」と、口ぱくするも、
首を横にふる息子。
そして、送る言葉も、思い出や入学小学校の宣言も、
力をふりしぼってがんばった。
終わったとたん、力つきたのか、ぐったりしちゃったので、
その後の茶話会は辞退して、帰宅。
これで力つきて、倒れちゃうかしらと思ったんだけど、
座薬が効いたのかなんなのか、
その後茶話会で用意してもらったお弁当をちょっぴりだけ食べて、
お昼寝したら、なぜかすっかりよくなっていた。
謝恩会はさすがに無理だろうと思ったけれど、
これまた本人が行くというので、
やわらかご飯のお結びと、イオン水を持参して、一時間ほど参加。
本人はお店のパスタやピザが食べられなかったのが、不満だったようだけど、
戻すこともなく、無事入園式の日を終えた。
そして、翌日の今日。あれはいったいなんだったの?
というくらい元気に過ごした。
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長男は胃の入り口にヘルニアがあり、
赤ちゃんの頃に何度も入院を繰り返し、
24時間抱っこだった私は、
その辛かった経験から色んな学びや気づきをもらって、
今こうして、自分スタイルを持つことを提唱する仕事をしている。
体を鍛えるために保育園に入れなさい、
というお医者さまのススメによって、
後ろ髪をひかれながらも、仕事を始めた私。
乳児の頃は、普通の子なら日帰りで帰宅できる程度の胃腸炎のはずが、
彼だけは回復できずに、何日も点滴を打って入院したり、
元気な時でも、食べ過ぎたり飲みすぎたりすると、戻してしまうので、
お友達が誘ってくれたイベントを何度もなくなくあきらめたこともあった。
それが、毎日毎日、
保育園で、山や海に連れていってもらったり、
プールで鍛えてもらったりしたおかげで、
年長になったら、
クラスの誰よりも風邪もひかないくらいになった。
胃腸炎も一日で治るからだになった。
本当に、本当に、保育園のおかげ。
息子は生まれた時から、体を張って、
私をここまで導いてくれたと、本気で信じている。
自分に本気で向き合うこと、
自分を表現して生きることに迷わないこと。
それを伝えるのが私の仕事だということ。
そして、何より一番大切にすべきは、
自分と家族との生活であること。
卒園式前の24時間の胃腸炎は、
最近なんとなく、その大切なことよりも、
ビジネスを軌道に乗せることを優先していた私に対する、
メッセージだったのかもしれない。
あらためて襟を正される思いがした
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我が家は、生後半年で、夫が単身赴任になったので、
保育園生活の殆どが、母一人子一人だった。
もちろん実家が近かったし、
本当の母子家庭のおうちの方が、
ずっとずっと心細い中がんばっているんだと思うけど、
やはり、二人きりの状態は、それなりに不安もあって大変だった。
卒園式の時、先生方が歌ってくださった
こころのねっこ、という唄を聞いて、
その、息子と二人でがんばった毎日を思い起こしたら、
涙があふれてきた。
忘れないために、歌詞を書いておこうと思う。
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「こころのねっこ」
いつのまにか 大きくなった
いつのまにか 仲良くなった
いつのまにか こけなくなった
いろいろ できるようになった
はじめての出会い
はじめての仲間
はじめて知った たくさんのこと
泣いて笑った 毎日が
みんなのこころのバネになった
いちにちいちにち 大きくなった
いちにちいちにち 強くなった
いちにちいちにち じょうぶになった
いっぱいの 思い出になった
これからの出会い
これからの仲間
これからわかる たくさんのこと
ここですごした 毎日が
みんなのこころのねっこになれ
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長男と過ごした6年間は、私のこころの中で大きなねっこになってくれたと思う。
いつの間にか、次男が生まれ、
単身赴任だった夫は家族と過ごすために仕事をやめた。
この6年間の間に、私と息子の中に育った心の根っこが、
家族全体で大きな樹になったのかな。
大きな幹になり花開くように、
これからは家族4人でがんばっていきたいなと思う。
息子にも、夫にも、そして支えてくれる両親にも、感謝したいと思う。
そして、このブログを読んで下さったみなさんにも、
本当にありがとうございます。
これからも、どうぞよろしく☆