片付けものをしていて
気がついたことがありました。

引越しの片付けもありますが、
自分の中に新しいものを
取り込むスペースを作る、
儀式と思って取り組むことに。

すると、これまでの自分は、
人からどう思われるか、という観点で
物を溜め込んでいたなあと
気がつきました。

中学校の頃は、ユーミンが好きだった、
20代の頃は、江国香織さんの小説にはまった。

ユーミンのアルバムは
全部持っていないと気がすまなくて、
江国さんの本もかならず単行本で買っていた。

なぜか。

そもそもは、
もちろん好きで買い集めるんだけど

いつのまにか、
コレクターでいる自分が優先していた。

小学校6年生の頃からだと思います。
(「守ってあげたい」が出たから覚えてるのだ)

ユーミンの曲を、
全部歌える自分。

アルバムを全部持っている自分。

それがかっこいいと思った。

以来、高校、大学くらいまでの間、
ユーミンフリークと、
自分にラベルをつけていたのかな。

さすがに、もうここ10年くらいは、
離れていたけどね。

同じように、
写真集などでも、
本当に好きかわからないけど、
なんとなく、持っているとセンスがよいと思われそう、
という理由で、買ったものが・・・。

ああ、見栄で生きてきた、あたし・・・。

実は、そう実感するきっかけは、
今朝やっていた再放送のアラフォー。

セレブのベンチャー企業の経営者と
離婚した大塚寧々さんの台詞に、

「人からうらやましがられるために、好きでもない、
(けどお金持ちの)人と結婚したり、
子供を作ろうとしたりしていた」

というような言葉があったのです。

なーんか気にかかっていた。

でも、私は夫が好きだし、
子供もほしかったのよね~、と思ったのですが、

片付けしていて気がついちまったぜ。

同じことを自分に置き換えると、

●●コレクター、●●フリーク、
と名乗るために、

人にそう思われたいために、

本当に好きかわからないものを
溜め込んできた。

根底に流れるのは、
人からどう見られるかじゃーん。

と思ったのです。

自分としては、
コロンブスなみの発見!

過去の自分にがっかりしつつ、

よし!手放そう!

ということで、
さっそく処分、処分、大処分!

(正確には、処分の準備だが・・・)

CDや本などは、
大好きなものだけを残すことに。

ユーミンの一番好きなアルバムは、
「パールピアス」(若い方は知らないっか?)

それはもちろん残すけど、
しっくり来ないのは、
ブックオフに出しちゃおうっと。

揃っていなくても、
きにしなーい。

そんな感じで、
色んなものを
好きかどうか吟味しつつ格闘。

合間にちびが泣くので
あやしながらの片付け作業なのですが、
実はこれが、いい意味で休憩時間になってくれて、

抱っこしながら、ぼーっとしていると、
予想外の想いが湧いてきます。

ありがたい。

おかげで自分らしいものを選ぶことが
難しかった時代のことも思い出したりしたので、

インテリアや服なども含めて、
自分らしい物選びの方法についても、
考えました。

選び取る際の基準は、
ブランド名ではなくて、

自分の魂が、
共感するもの。

色、形、素材など、
それぞれに吟味して、
共感したものを選ぶ。

そして、不思議なことに、
そういうものは、

たとえ一つひとつはテイストが違うものであっても、
自分を引き寄せるオーラを放っているせいか、
不思議とどこかに共通点あるので、
共存しても居心地がよい。

むしろ、
違うものが共存するからこそ、
オリジナルな空間になるのですね。

なので、自分の直感を信じて、
魂が求めているものを選べば、
自然と自分らしくなっていくのかなあ。

でも、ちびが寝ている合間に、
お兄ちゃんのリクエストの
ハンバーグを丸めてしまいたいので、

そのへんについては、
次回書くことにしようかな。

とりめなく、書きました~。

わ、兄ちゃんお迎えの時間に
なっちまった・・。

とりあえずアップしまーす。