連休あけから、子供が胃腸炎になり約1週間入院した。

実はうちの息子(3歳)はひ弱くんなので、入院はこれで4回目。
経験から、病院に行ったら最後、
その場で帰らぬ人(家にね)になることは知っていたので、
救急でかけつける際、入院セットを持ってでかけた。

が・・読みが甘かった。

せいぜい1泊か2泊だろうと思っていたので、
コンタクトは持たず洗面道具も最小限
(っていうか、タオルしかなかったんだけど・・)


いつもそうなんだけど、入院生活に入るとなぜか修行僧の心境になって、
食事や身づくろいなど一切どうでもよくなってしまう。

鏡もろくに見なくなって、洗顔もしたかしないか、という感じ。
(まともなオトナの女性は真似してはいけません!)

自分で言うのもなんだが、超然とした佇まい。お医者様にも毅然とした態度。
気分はまるで仙人、ストイックな雰囲気に酔ってるきらいもなくはない。
(だって、ストイックにしたほうが早く治る気がするんだもん・・)

・・・・・なーんて気分よくいられたのは、最初の二日くらい・・。

毎日、今日こそ帰れるから、と、
付き添いを替わってもらうこともせず、
5日くらいが軽くたってしまった。

そう、それはつまり、風呂にも5日間入らなかったってこと!

修行僧の化けの皮は簡単にはがれ
禁断の鏡を見てしまったの運のつき、
映っているのはホームレス見習い・・・。

「わー、なんじゃこりゃー。イメージどころの騒ぎじゃないよ~!!汚いよ~!」

と、気がついたが最後、
様子を見に来てくれる看護婦さんや、
お医者様と恥ずかしくて目をあわせることができなくなってしまった。

お見舞いに来てくれた母に、
「目を見ないで話して感じわるいわよ!」と怒られるしまつ。
普段仕事で人に、堂々と目を見て話しましょうなんて言ってる張本人だけに、
情けなくて言い返す気力もない・・。しょぼーん。

母は、年若い女性のお医者さんのことを私がバカにしていると思ったらしい・・
そりゃあ、ちょっと気に入らない発言もあったんだけどさ~、
そうじゃないんだよ~。

でも相手に対するインパクトは同じですね。反省しとります・・。

・・・・・・・・・

その後、入院が長引くことがわかった翌日、
あわてて家に帰りシャワーをあび、脱ホームレスをはかり、
その後の入院生活は粛々と過ぎたのでした。おしまい。


こーんなに極端なのも珍しいとは思うけど、

自分の形相のひどさを自覚した瞬間に、
人と普通に接することはできなくなるのだなあ、ということを実感。

緊張して気取っている必要はないけど、
身だしなみって、相手に対してだけでなく、
自分に対しても、大切なんだわ~。

あたしゃ、本当にイメージコンサルタントやってていいのか・・・。
と、反省したできごとでございました。

ま、非常事態ってことで、
次回からは長期戦にも備えることにしますです~。

っていうか、もう入院なんてしたくない~。

たのむぞ~息子!