子どもはアレを省略していた! | アフロな毎日☆

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赤裸々に、微笑ましい日々。 …だったらいいなぁ。 アフロヘアーではないけれど、アフリカンな心持でいたい、トーン・コミュニケーター「あき」の野生なアレコレ☆ ジャンベ+ヒプノセラピー+仮面心理学。東京・浅草の心理サロンSOULKNOCKより発信中。

(お猪口はお酒を飲むものという
大人の常識なんて知らないもーん!
中身は、豆乳)



あれは半年前くらい…?
娘のAOが2歳4ヶ月の頃かな。
めちゃくちゃ腹が立って
混乱したことがあるの。

以前よりご飯を食べるように
なったとは言え食べむらがあり
私の中で食事のお世話は
唯一と言っていいほど
具体的な悩みでした。


朝ごはんは母が食べさせたい
和食を出して、
昼・夜はAOが好きそうなものを
中心に出すことが多くなって、 
一日一回は何が食べたいか聞く。

あの時も、聞いたら
「うどんがたべたい」と言うので
うどんを作ると、
最初に勢いよくガーッと食べた後
突然パタッと食べるのをやめて
「おいしくない」って
席を立ったんだよね。

私は唖然として、
その後は色々考えた。
前にレストランで食べた味を
思い出して、比べて言ったのかな?
前は好きだったけど、
味覚が変わって嫌になったのかな?

それが、連日続く。
おいしくないと言ったメニューを
再度お願いされて出すも
最初これおいしい!と
勢いよく食べたあとに
これおいしくない!と言われ、
私は我慢できなくなって怒った。

AOが自分から食べたいと言って
おかーちゃんは作ってるし、
最初は食べているのに
途中でおいしくないって
おかしくない!? 

って。
もう、心に余裕が無いので
子どもの受け取りやすい
伝え方なんぞできませんっ。


驚いて固まったAOに聞いてみた。
最初は美味しかったの?
「うん、おいしかった」
だけど今はおいしくないの?
「うん、おいしくない」 

母、しばし凍りついて、
突然ピンときました。

あ、この人、
ものすごく大事なことを
省略して話してるんだ!って。

いや、というよりも、
大人の当たり前と
子どもの当たり前が
アノ部分に関しては逆なんだ!



アノ部分とは、
個々の感覚と時間軸の話。

大人は、好き嫌いなのどの
個々の感覚について、
一貫性があるものだという
思い込みをベースにしていて
誰かが、私これ好きなの
と言えば、この人はこれを
(ずっと)好きなんだな、と
インプットしてしまう。
(これはしばしば誤解や
すれ違いの元になる)

でも幼児は、感覚とは
今この瞬間のものである
という本能的な仕組みしか
持っていない。
だから、全ての話には
「今は」という時勢が含まれる。
それが子どもにとっては
あまりに当たり前すぎて
省略していたのだ。


食べ始めた時の「今は」
美味しいと感じたけど
一定量食べ終えた「今は」
美味しくないと感じる。

つまり、お腹がいっぱいに
なったということ!?

自分の手料理を
まずいと言われるのは
仕方がないけれど
とてもさみしいことであり、
できれば聞きたくないから
過敏に反応しちゃったけど

AOさんからしたら、
満足したから最初のように
美味しく感じなくなった、
と言っているだけなのでは?
と思ったら
他の色んな言動も
次々と解明されたのです。


言葉を話しだした幼児は、
特に発音が良かったりすると
意味も大人と同じように
理解しているように見えるけど
実は違う意味合いで
使っていることも多いんだなぁ。

あら? 前と違うこと言ってるな。
とか
あれ? 反応が変わったなー。
と感じて混乱するときは、
まず自前の前提を脇に置いて
目の前の子どもにとって
「今この瞬間はこうなんだな」
と捉えてみてはどうでしょう。




【SOULKNOCK あき】
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トーン・コミュニケーター

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