「サックス練習、上達法の“座右の書”」
今は特に先生にもつかずに
我流で練習しているので
自分では良かれと思って続けていることが
気づかないうちに自らの悪い癖を
逆に定着させてしまっている危険性を常に感じています。
できる限りそうなることを避けるためには
単発でもセミナーやクリニックに参加したり
優れた奏者の演奏を多く聴くことなどを心がけていますが
同時に、よい教則本を繰り返し読むことによって
楽器を演奏するという行為について
折に触れて考えるようにもしています。
「サクソフォーン演奏技法/ラリー・ティール Larry Teal」は
多くの方が推薦するサックス教則本の定番中の定番です。
自分にとっても
「サクソフォーン上達法/ デビッド・リーブマン David Liebman」
と並ぶ座右の書です。
楽器の構造から、演奏者の身体、音色や音程の概念、
演奏技術向上のための方法、
フラジオ(アルティッシモ音域)を含む運指表や
サックス以外の楽器との持ち替えについてなど
サックスにまつわるさまざまな事象に言及されています。
おそらく自分にとっては一生かかっても
真意を理解しきることは不可能と思うほどに
内容の深い教則本です。