昨晩、永遠にも思える長い間Amazonプライムで配信されていたエヴァンゲリオン新劇場版が、配信終了になった。

いつでも見られると思っていると、結局見ない。まだ見ていないアニメがバックログに数十本溜まってる身体。
『銀河鉄道999』で「機械の身体の永遠の命より、限られた命のほうが尊い」と言っていたことの、わかりみが深い。
結果、3周した。

宇部新川

一番残ったのは、やっぱり『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラスト、宇部新川駅の実写映像だ。

今年の冬、実際に宇部新川に二泊三日して、歩き回った。だから、あの映像を見たとき、妙に「ここにいた」って感じがした。

駅前から180度くらい回って、工場群で終わる。映っていない反対側には市役所も商店街もある。「あっちにはあれがある」「この先にはあの道がある」って、想像できてしまう。たぶん、実際にそこで過ごしたことがあるからだ。

同じ実写映像でも、一度立ったことがあるだけで、見え方が変わる。

聖地巡礼の写真は、このあとに貼っておく。

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宇部新川駅 ポスターにもなった有名な線路
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宇部新川駅 ラストシーンで登る階段
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宇部新川駅 信号機
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宇部新川駅 アラサー?のチルドレン達がいるホーム
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宇部新川駅から海へと続く長い道にある工場群
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宇部新川駅 初号機の手
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ときわ公園のロンギヌスの槍と、ロンギヌスの槍型のパン
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スタンプラリーとコースターとロンギヌスの槍のパン
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式日や庵野監督ファンに馴染みがある商店街

もう第三の故郷のようだ。ちなみに2泊3日の山口旅行だと普通は萩/津和野/元乃隅神社/錦帯橋とかどれか一つは行くだろうが全く行かなかった。こういう旅も良いとは思う。


『序』

冒頭から蝉の声。今の季節が盛夏だから、妙に合っている。

DATが25から26へ。何度も見ると、最初は気づかなかったところに気づく。でも、細かいところを全部説明するのはもうやめた。途中で何度か寝落ちしたし。それでいいことにする。

カヲル君は、この時点でもう仕込みを始めていた。テレビ版を見ていた頃は、そんなこと考えもしなかった。

観測されなければ、存在しない。エヴァって、結局そういうところがある気がする。

最初の戦闘のあと、すぐにドイツの2号機を手配してる。それが『破』のアスカにつながっていく。

前半最大の山場「笑エヴァいいと思うよ」で終わらせなかったことには、賛否ありそうだ。

なんと、この時点でカヲル君が出てきている。アスカやマリより先に。Qでは13番目に格下げされたと嘆いていたが新劇場版ではメインキャストに格上げされていることわかって言ってるwww
2月の歌舞伎はBLコンビの話だった。


『破』

アスカは惣流じゃなくて、式波。それだけで、テレビ版とは別の存在なんだってわかる。

新劇場版は、無数にある世界の組み合わせのなかから、奇跡的にこのルートにたどり着いた。そんなふうにも思える。TRUEルート。

DATが25、26と進んで、マリが空から落ちてきて、新章の27になった。
TV版も旧劇場版も26話までだった。
宇部新川駅のポスターの、あの線路のように運命の分岐が起こったような感じだろうか。
ラピュタ、化物語などにある有名なシーンを彷彿させる。但し、空から降ってきたのは10代の女の子ではなく、外見20代半ば、実年齢は父さんと同じ年齢不詳の美魔女だったという設定にクセがある。

ミサトさんはネルフの一佐。14年後のQではヴィレの大佐。組織が変わっただけで、階級としては変わってない。出世してもよさそうなのに(笑)

アスカはこの時点で、すでにオワコン気味のワンダースワンみたいなゲーム機をやってる。そして14年後の『シン』でも、飽きずにやっている。アスカはやっぱり普通ではない。また、エヴァを作れる技術力があるんだから、まともなゲーム機を作ってあげればいいのに。

「今日の日はさようなら」。そして、さようならはまた会うためのおまじない、『Q』で14年後に再会する。……と思ったら、ガラス越しに殴られる。なんでだよ😱

散らかっていたミサトの家は片付けられてた。家政婦でも雇ったのだろうか。

アスカのぬいぐるみはプラスチックケースにしまわれてる。『シン』では再登場する。シンジのDATと同じで、よほど大事にされていたのだろう。

そして昭和歌謡第二弾の「翼をください」。恋人のアスカを見殺しにした。だから、せめて妹分の綾波だけでも。……そんな気持ちだったのかな。

『破』は2009年。2016年の『君の名は。』でRADWIMPSの曲が流れてミュージカルが始まるのは、その進化の系譜だろうか。


『Q』

舞台は宇宙。14年後。マリの昭和歌謡無双が始まる。組織の中でかなり好き勝手にやってる。ちょっとうらやましい。

カヲル君の言葉が残った。

反復練習さ。同じことを繰り返す。自分が「いいな」って感じられるまで。それしかない。

 

カヲル君が修理して返してくれて、DATが28になる。


父さんと、29

そして父さん。DATは、もともとの持ち主である父さんのところに戻って、29になる。

「そうか……そこにいたのか、ユイ」

 

父さんはそう言って、電車を降りていった。シンジの中に、母さんを見つけたから。

そして宇部新川が映り。29。

これはシンジやアスカの歳なんだろうか。綾波もアスカも、もう三十路手前。マリは最初から大学院生くらいの外見だった。だから、エヴァチルドレンたちが、ようやくマリに追いついた。……そんなふうにも見える。


30年

セカンドインパクトの15年後、『序』で使徒を撃退。

『破』でニア・サードインパクト。その14年後、『Q』で初号機を奪還。

そして『シン』。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

気がつけば、30年以上続いた長い物語だった。


以上、配信終了までに3周したときの、雑なメモ。考察というほどのものじゃない。見て、思ったことを書いただけ。わからないところもある。途中で寝た。それでも、最後まで見た。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

しばらく封印しておこうと思う。次の、『NieR:Automata』っぽいエヴァが発表されるまでは。

次のエヴァは、シンジが出てこなくてもいい。出てきても、声優が全部変わっててもいい。もう、それくらい新しくてもいいと思う。

エヴァシリーズはたぶんまた見る。でも今年はもう見ない。しばらくするとワルプルギスの廻天が公開されるからだ。

さようならは、また会うためのおまじない。
何年後に、また会えるのかな。そのとき、僕はどのくらい成長してるんだろう。
……少しだけ、楽しみだ。