岩茶の雲白肉 | 「お茶がスープの茶龍麺-SARYUMEN」

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食べることは「いのち」をいただくということ。生産者様に感謝し、食べ物の「いのち」に対して最善を尽くすのが、料理人の使命と考えます。また、美味しい料理をお客様にご提供するのはもちろんのこと、次世代に残せるバランスのとれた軸が整う料理の追及をしております。

世界最高峰と言われている岩茶。



そんな高価な岩茶を使って料理を作ってみた。



世界三大料理のひとつでもある中国料理。



四川料理の定番的な前菜のひとつ。



それがこの雲白肉。



茹でた豚のバラ肉を薄く切り、同じく極薄切りにしたキュウリとともに盛り付け、ニンニクのきいた甘醤油たれを回し掛けた一品、これが定番の作り方。



しかし、今回は、薄切りの豚肉を岩茶でサッと茹で上げ、岩茶の茶葉をニンニク甘醤油で佃煮にしました。



香り豊かな胡麻辣油をひとかけ。



豚肉と岩茶の佃煮の相性がまた抜群。



茶葉の香りと茶葉の食感が良く合う。



料理名に使われている字のごとく、薄切りの肉を空にたなびく雲に見立てたことからこの名前が付いたのだそうです。



中国料理には医食同源という言葉があります。


国土が広く、気候も地方によって大きく異なることから、身体のことを考えた調理法や味付けがあります。



雲白肉は単純な料理に見えますが、豚肉の茹で方によって味わいに大きな差が出る料理です。



雲白肉の美味しさが、茶葉によって更に。



茶葉に魅了、無限の美味しさ。



日日是好日🐉
命をつくる料理人 t.fukada