日本棋院刊

 

誠文堂新光社刊の名人全集とは異なり図書館で借りる(館外持ち出しする)ことも可能

なのだが、運よくお安く手に入れることができた。

どうやら和紙、和綴じの本は貸出されないみたいだ。

 

第三巻は田村保壽(本因坊秀哉)が五段当時の打碁が収録されている。

本因坊秀哉全集の良いところは本人のコメントや他の人の簡潔な解説がされているのがいい。

 

手合いは大体、先か二子が多い。

手合いとしては先相先、先、二子で相手が格下であることがほとんどで当時すでにトップであることがわかる。

そしてそれにもかかわらず、本因坊秀栄には先で負けているところを見ると

いかに当時秀栄が図抜けた存在であったかがうかがいしれる。

(秀栄が序盤失敗して負けてしまった碁もある)

 

ちなみに

「流水 秀栄」 日本棋院刊

での田村VS秀栄の対局はこの第三巻に多く収められている。

解説を見比べてみるのも面白いかもしれない。

 

インターネットでいくらでも棋譜が入手できる時代だが、全集を紐解くのもなかなか趣深い。

 

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