こんにちは。

今回は、サイズ差における出来る限り無理のない混泳を、小型カラシンで見出そうと思います。

ここで、まず最初に小型カラシンの定義をしておきましょう。
一般的には10センチを超えるものを中型と呼ぶことが多いかと思います。

一先ず10センチ程度のカラシンをここでは小型カラシンということにしましょう。

無理のない混泳をさせるのであればサイズを揃える事で力の抑止力とするのが基本でしょう。
もちろん、サイズ差があると「混泳不可」であると断定している訳ではありません。

サイズをできるだけ揃えた方がパワーバランスを制御しやすいという意味です。
更に言えば、サイズ差が大きいと捕食対象とされてしまう危険性もあります。

また誤解が生じるかもしれませんが、このサイズ差が成功へと導く事もあります。
大人しい魚と気の荒い魚を混泳させるならサイズ差があった方がもちろん良いでしょう。

そういった混泳テクニックもありますが、ここでは取りあえず置いておきます。

ネオンテトラは小型カラシンの代表種だ。

私は小型カラシンを以下のように分けています

「・超大型10cm以上 ・大型10cm~ ・中型8cm~ ・小型5cm~ ・超小型3cm~」

小型魚なのに大型がいるのか・・・、と思われるかもしれませんね。
あくまでも、小型魚の中で大きい方であるという意味です。

超大型の小型カラシン・・・中型魚とのグレーゾーンですね。

では、そのそれぞれに、どういった魚が該当するのでしょう。

・超大型 小型アスティアナックス、マルキアナ・ニグリピンニス等
・大型  コンゴテトラ、レッドチェリーコンゴテトラ、ブエノスアイレステトラ等
・中型  モンクホーシャ、ペレズテトラ、ブラックテトラ、キングシグナルテトラ等
・小型  ネオンテトラ、グローライトテトラ、ブルーテトラ、ブラックファントムテトラ等
・超小型 トゥッカーノテトラ、ブリタニクティス・アクセルロディ、ホタルテトラ等


さて、それぞれサイズを揃えようとすると5つの水槽が必要になってきます。
これでは水槽の数がどんどんと増えてしまう事になり、途方に暮れてしまいます。

そこで混泳をさせようと試してみるわけですね。

ここまで大きいとヒメダカサイズは捕食できますね・・・。

サイズ差を揃えるという点において上記を参考にすると、
コンゴテトラとトゥッカーノテトラの組み合わせは危なそうですね。

下手をすると捕食されてしまう危険性もあり、
給餌の際に間違って噛まれてしまった時のダメージは大きいでしょう。

そもそもコンゴテトラのXLサイズがヒメダカを捕食したという話しもあるため、
ネオンテトラとも場合によっては危ないかもしれません。

小さいけれど高価なトゥッカーノテトラ。

このように予め自分の中でサイズの区分けをしておくと、混泳の判断が容易になるものと思います。

この他に、カラシンには中型種や大型種もいるのみならず、コイやナマズの仲間なども共通です。
アクアリストは考えることがいっぱいですね!

ところで、混泳にはサイズ差だけではなく、最初の方に書きましたがその魚の性質も重要です。
その点は、また次回の記事で書こうと思います。


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