こんにちは。今日は早慶対策のモニター授業の二回目がありました。
忘れないうちに、今日授業でやったことを整理しておいて、みなさんとシェアしようと思います。
今日は慶應大学(理工)の問題を使って、難しい単語の推測の仕方についての授業をしました。
難しい単語の推測の仕方
1 対比を利用する
まず、対比を含む文でわからない単語がでてきたら、「逆の内容」から単語を推測します。
今回の授業ではAt first~ But・・の対比を利用して、単語の意味を推測しました。
2 言い換えを探す
良く言われることですが、英語では一つの単語を別の言葉で言い換えることがよくあります。
例えば、今回はthe cortexという単語は、前文のthe brainの言い換えでした。
また、focusという言葉がbe stuckという表現で言い換えられていて、これは設問に絡んでいました。
また、これも設問に絡んでいましたが、impasseという単語の意味を聞く問題があって、
次の文章の"nothing good is accomplished"がimpasseの言い換えになっていました。
このように、「前後に言い換えはないか」という視点で、単語を推測します。
3 抽象から具体を利用する
今回の慶應大学の長文は、きれいに「抽象」から「具体」のルールに従って文章が書かれていました。
例えば、今回の慶應の問題は、三段落目が24行(!)にも及ぶとても長い内容のパラグラフでしたが、
これを大きく分けてしまえば、
(1)主張(letting one's mind wander)
(2)具体1(Henri Poincareの話)
(3)具体2(Richard Feynmanの話)
という三つの話にわけることができました。
このように、「抽象」から「具体」の流れを明確にわかっていれば、
たとえ具体例のところでわからない単語が出てきたとしても、
意味をなんとなく推測できるようになります。
読解面で気をつけたこと
情報を整理しながら読むこと
・具体例の数はいくつあるか
・具体例の「はじめ」と「おわり」はどこか
今回の授業では、「どこからどこまでが具体例か」ということを考えてもらいました。
こういうことを普段から心がけて読むようにしましょう。
問題点と解決策はワンセットで考える
今回も、「問題点」と「解決策」の両方が出てきました。
「問題点」を筆者が提示したら、たいていの場合、「解決策」も用意しているはずです。
なので、「問題点」と「解決策」はワンセットで読むようにしましょう。
設問解法の補足
前半の授業(20時スタートのほう)で、
「内容一致問題の際に、段落対応ではなく、選択肢がごちゃごちゃになっている時に本文との対応関係が見つけられません。どうしたら良いですか」
という質問がありました。
そこで、私が提案したのは、
1 人名
2 地名
3 年代
4 固有名詞
が内容一致で設問で絡んでいるとわかったら、あらかじめチェックをしておくという方法でした。
たぶん10秒くらいで終わる作業です。
そして、そのチェックを入れた情報を意識しながら、本文を読んでいけば良いと思います。
以上が今日やった内容になります。
また、三回目の授業の内容もここでシェアしようと思うので、
楽しみにしていてください。
それでは今日はこの辺で