ブライティングは、光を利用した嫌がらせです。
主に、眩しい光によってターゲットを眩惑します。

最も多いのは、車のヘッドライトによるものです。
車のヘッドライトの光軸をあげて眩惑させたり、逆に暗くして衝突を誘発します。

ディスチャージ式のヘッドライトはかなり明るいので存在が際立ちます。ひたすら後ろを付いて来られただけでもかなり威嚇的であり、苛立っている人が多いでしょう。注意をすると、決まり文句のように「合法だから」と言い訳をします。

政府は安全のためと称し、ヘッドライトのハイビーム使用を推奨していますので、今後さらにこの嫌がらせが多くなる可能性があります。
ルールを書き変えることにより、より嫌がらせを実行しやすくしたり、嫌がらせの効果を高めることが出来ます。

暗闇の中で、光の陰の部分に人が隠れていて、突然現れて驚かすといった嫌がらせもブライティングです。
通路などに光のコントラストを作ることにより、例えば暗闇の中で、側溝や川などを陰影に隠し見えない状態にして、そこにターゲットを誘導して落とすということも可能です。
他にも鏡を使うなど、視覚を利用した嫌がらせが多種あります。

部屋の蛍光灯が特定のタイミングでちらつき出したり、薄暗かったり明るく感じたりするのもブライティングの可能性があります。
テレビの番組などで、眩しいフラッシュを放送してターゲットを眩惑することもあります。
寝ているときに、消したはずの蛍光灯が煌々とついていたり、デスクライトなどがなぜか自分の方に向けられていて、目を覚まさせられるということもあるようです。

ブライティングに限らず、機械の誤作動による嫌がらせは多いようです。

薬などを使って瞳孔を開いた状態にすることにより、普通の状態で周囲が眩しく感じることもあります。
サングラスをかけさせるように仕向けられた上で、サングラスの色に合わせて見えにくくした通行規制の鉄柱や鎖などに衝突させることもできます。
サングラスや眼鏡は、フレームの死角を利用した嫌がらせも行われます。

最近は、スマホや液晶ディスプレイによるブルーライト攻撃があるようです。
わずかのスマホの使用で、眼精疲労による目の痛みや老眼の悪化などの症状が出ます。
このように、話題の新製品には必ずと言っていいほど罠が仕込まれます。

ガスライティングの名前の由来となったガス燈を使ったテクニックもブライティングです。
他のテクニックに比べて攻撃力が弱く、バリエーションも少ないようです。
視覚を使った攻撃すべてをブライティングとした場合はバリエーションが増えるかもしれませんが、この嫌がらせは被害例が少なく、まだよく分かっていません。

避けることが比較的容易であり、例えば自分の部屋の中であれば対策が出来るので、ほぼ安全です。

但し敵は、被害者が生活する上で、行動しなくてはならない場所に罠を仕掛けます。
生きて動く以上、必ず通らなければならない道にガスライティングを仕掛けます。
命への侮辱行為は、断じて許せません。