マインドコントロールを誰から伝授されたのか?

 創価学会は会員達をマインドコントロールする事で有名な団体です。
 例えば脱会者の方が下記のような証言をされています。

カルト創価学会によるマインドコントロール(自分自身の経験から)

はじめに
 私は熱心な創価学会員の両親の元に生まれ、生まれたらすぐに創価学会員にさせられ、物心がつくと唱題、勤行をさせられ、少年部員会等の活動に参加させられました。
 私はもう小学生の頃から創価学会の独善的な信 仰に疑問を持っていましたが、やめようとすると、父から「やめたら、罰が当たる」と脅されて引き戻されました。
 結局、罰が当たるのが怖くて信心を続けていましたが、中学生くらいに自我ができてくるとどうしても嫌になり、自分の意思でやめました。しかし、その後も両親からの創価学会への引き戻し工作が続き、結局、親子関係はほとんど崩壊してしまいました(両親は既に物故しております)。
 本ノートでは、熱心な創価学会員の両親との経験から、カルト創価学会が行っているマインドコントロールを分析しました。

創価学会というカルトによるマインドコントロール

 みなさんは、創価学会員から創価学会への入会や聖教新聞の購読、それから、公明党への投票をしつこく頼まれたことはありませんか?
 彼らには常識がなく、普通の会話が成立しません。これは、どうしてなのでしょうか?
 それは、創価学会が、会員をマインドコントロールで操作しているからです。
 カルトに関する古典的名著である『マインドコントロールの恐怖(スティーブン・ハッサン著)』では、カルトが行うマインドコントロールについて、「行動コントロール」、「思想コントロール」、「感情コントロール」、「情報コントロール」という四つの構成要素を上げていますが、創価学会の教義は全てこれに当てはまります。

ポイント
行動のコントロール
:創価学会に入ると、朝晩の勤行・唱題をさせられ、家族や友人を折伏するように促され、選挙になったら公明党への投票依頼の活動をさせられます。「御本尊様を拝み、学会活動に励めば、幸福になれる」と言われているので、学会員は幸福になりたい一心で全身全霊でがんばりますが、これが行動のコントロールです。

思想のコントロール:学会員は毎日、聖教新聞や池田名誉会長の書いた本を読み、座談会や勤行会で独自の教義をたたき込まれ、また、教学試験に向けて詰め込み教育を受けます。ここで、少しでも疑問を持つと、「学会は絶対に正しい」、「疑ったら罰が当たる」、「お題目を上げれば、分かってくる」と指導されて思考停止の状態(自分で考えることができない状態)に誘導されます。

感情のコントロール:創価学会に入ると、自分自身や親、先祖の過去の謗法(ほうぼう)の罪(他宗教を信じたり、法華経を謗る(そしる)こと)のせいで現在のあなたは不幸なのだと反省を強いられます。一方で、自分は創価学会という絶対的に正しい集団のメンバーなのだという優越感を持ち、逆に他の宗教の人や創価学会員でない人達を愚かで哀れな人達と見下すようになります。そして、創価学会は絶対的に正しいのに、世間の人間がひがんで、不当に攻撃をしているといった被害者意識を持ちます。一方で、創価学会に疑問を持って、やめたいと言うと、「やめたら、罰があたる」、「脱会者は自殺する」などと言われて脅され、引きとめられます。

情報のコントロール:『人間革命』、『新人間革命』などの池田名誉会長の書物、聖教新聞や大白蓮華、創価新報などの機関紙を購読させられますが、これれらの刊行物は、創価学会にとって都合の良いことだけを言って、会員に創価学会は悪くなく、学会を批判する反対者や世間が悪いのだと信じ込ませます。

 このように創価学会のやっていることは完璧にマインドコントロールであり、創価学会はマインドコントロールを駆使するカルトなのです。 
 ところで、元日本脱カルト教会理事の故平岡正幸氏は『カルトからの脱会と回復のための手引き(日本脱カルト教会(JSCPR)著、遠見書房)』で、カルトの特徴は、自分たちは絶対に正しく、他は全て間違っているという極端な二元的思考だとしています。なるほど、実際、創価以外のオウム真理教、エホバの証人、親鸞会等のカルトも、教義は違えど、全く同じ特徴を持っているから、興味深いです。
 創価学会員の場合、この二元的思考にはまると、以下の弊害が生じます。

ポイント
組織崇拝と隷従:

 善の根源である池田名誉会長や創価学会を絶対的に崇拝し、これに隷従するようになります。「聖教新聞を6部取れ!」、「財務に何百万円寄付をしろ!」、「選挙になったら、公明党に投票するように家族や友人に頼め!」と言われると、みな一生懸命にその指導に従います。

他者攻撃と折伏:
 悪である他の宗教を攻撃し、善である自分達の宗教にまだ入っていない人達に強制的な折伏を行います。この際、自分たちの宗教は絶対的に善であり、その宗教に反対する人を攻撃したり、その宗教に入らせることは絶対的に正しいことだからと、平気で嘘をついたり、反対者にストーカー行為をしたりと手段を選びません。

 以上のとおり、創価学会員は池田名誉会長や本部職員達にマインドコントロールをかけられているので、常識がなく、普通のコミュニケーションが取れないのです。
 創価学会員によるトラブルの「主犯」は彼らを背後で操っている創価学会であり、学会員は「共犯」であると同時に哀れな「被害者」であることにもご留意いただけたらと思います。

カルト創価学会によるマインドコントロール(自分自身の経験から) ※リンク切れ

 これはほんの一例で、他にももっと詳しく分析されている方々もいらっしゃいます。また、昔の創価学会は、かなり露骨にマインドコントロール(ちなみに昔はこの言い方でなく洗脳と呼んでいましたが)をしていたようで、様々な手口があったようです。
 言うまでもない事ですが、昔の創価学会は、折伏するのにマインドコントロールの手法をごく普通に使用していました。相手に巧妙に取り入り、自分を信用させ、徐々に、徐々に、学会側に引き込んでいく。私が聞いた過去の手口に関する話でも、いきなり入信勧誘するわけでなく、普通の会話から入り、願い事の話をして、願いをかなえたかったらこうするといい、ああするといいと、そのような感じで日にちをかけて創価学会の教義に近づけて行って、最後の方でようやく御本尊の話を持ち出して入信を迫る。そんな手口を使用していたようです。
 赤堀は父親が学会員だったのですから、昭和時代に創価学会の会員達が用いていた、折伏する為に相手をマインドコントロールするテクニックを、子供として親や親の知り合いの学会員達の手口を見て習得していたとしてもおかしくないわけです。
 ガスライティングで相手を騙し、金を詐取した手口に関しても、昭和時代の創価学会が用いるなりしていたガスライティングの手法を見よう見まねで習得していて、それが使われた可能性もあるのです。
 念の為に言っておきますが、ガスライティングという用語が本格的に定着したのは最近ですが、この種の手法そのものは昔から存在しているもので、それに対して命名されたのが最近だというだけの話です。
 統一教会の被害者問題に対応する為の被害者救済法でマインドコントロールと言う言葉を盛り込む事に公明党が強硬に反対したと言われているのは、このような感じで、創価学会が本当にマインドコントロールをやってきた歴史を持っている事と無関係ではないでしょう。
 この疑問点がきちんと解決される事はありませんでした。