うつくしくつらく
指田悠志
世間ではどう言うか 知らないが
僕は死が怖い
この世の何が怖いって
死ぬことほどに怖いことが 他にあるだろうか
死ぬ意味や 死ぬ無意味を考えただけでも
僕は恐ろしく からだが震えあがる
そういうとき 僕は生きることを思う
生きることは 時として 醜く
つらく 滑稽で ほほ笑ましく 残酷で
喜びに充ち 猛々しく 悲しく
傷つきやすく 直視できないくらい美しい
〈生きている〉に触れたい
〈生きている〉を思えば怯える
心の 襞の ささくれに
いちばん感じやすい別の心がさわるように
〈生きている〉に触れたい。
つくづく、うまく書けないねえ(笑)。