月代に | 悠志のブログ

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ぷくぷくぷくぷくぷくぷく。

月代に

指田悠志

 

熟れた月が

水ぎわに止まっている

いとしいのは その光りかげんだ

まるで 月かげの君を

見ているようだ

君のははおやも みていたのに

透んだ水音が

地の底をながれる

われはゆめをみつめる

熟れた月は 生きていて消えない

愛鷹山のかなた

熟れた月は あれに輝いている

自分の無力を感ずる

大切なものは 生きていて消えない。