スポールブールにプログレッシブという種目がある。
五分間走りながらボールを投げヒット数を競う種目。
先々週25点をだし旧日本代表基準値をクリアーしたが先週は大幅に記録を下げた。
何故だろう。
それはスポールブールのプログレッシブという種目が心技体を必要としているからである。
少し解説したい。
【心】
プログレッシブでは今自分の心は迷路の中。
プログレッシブは五分間走るため体力がある10代、20代の種目である。
37歳の自分が世界で勝てる(ベスト8)を狙える種目ではない。
しかしプログレッシブはスポールブールのメイン種目であり、オリンピック種目種目であるためスポールブールの花形種目である。
次の世代が世界で闘えるまで自分が走り続ける必要がある。
これは各国のプレイヤーに共通することだ。
世界に通じるプレイヤー【予選突破レベル】とは平均25点最低でもこのレベルが世代交代基準だと思っていた。
自分の気持ちは早く引き継ぎたい気持ちとまだ負けたくない気持ちとの葛藤だった。
早く引き継ぎたいから後継者を公募し育てていく。その一方で負けたくないからトレーニングをする。少し不思議な感覚だ。
しかもフォームを改善中で世代交代レベルまでたどりいていない。
そんな状態で挑んだ記録会は体の奥からミナギルエネルギーがでず無気力状態だった。
スタート前もエネルギーが沸いてこない。
何故だろう。
自分のプログレッシブをやるエネルギー源は何か?をもう一度みつめなおす必要がある。
何が自分を駆り立てるのか?
○世界ベスト8を狙う【世界9位が最高】
○日本選手権連覇を狙う【9連覇中】
○日本記録更新
○次に繋がる世代交代
どれだろう。
このまま世代交代していいのだろうか?
悩んだすえ答がみつかった。
その答えは【世界レベルの世代交代】
予選突破レベルの世代交代では自分は成長する必要はなく、平均25点レベルに戻せばいい。でもそれだとモチベーションが上がらない。過去の自分と現代の次世代の勝負で今の自分に価値はないからだ。
モチベーションをあげるには
世界レベルの世代交代を目指すしかない。
具体的には平均30点。
自身と次世代両方のレベルアップが必要だ。
自分が育つのが先か次世代が育つのが先か分からない。
自分一人が平均30点でも意味がない。
でも自分が平均30点いかないと次世代が続くイメージがわかない。
結果はどうなるかは分からない。
でもそれを目指さないとモチベーションが上がらないのは事実。
どうせならやれるところまでやってみよう。
まだ成長できると直感で感じるまでは。
切磋琢磨の先に日本スポールブール界の発展がある。
まずは過去の自分【プログレッシブ30点】に勝つことだ。
【技】
六ターゲットのリリースポイントがまだ体に染み付いていない。
ミスのパターンは四種類にまで集約されている。
一つ一つのリリースポイントを体(脳)に覚えさせ、ミスのパターンをゼロにする。
対応方法は毎日意識して投げ込む。
【体】
スピードを意識しなくても最低43球投げる体力をつける。
ゆっくり走り命中率をあげることは一度成し遂げておりステップUPを目指す。
※2013年世界選手権 28/38 世界10位
対応方法は毎日走り込みと体幹トレーニングをする。
まずは九月の日本選手権で10連覇を目指す事をモチベーションとしよう。
その先に世界レベルの世代交代があると信じてる。
この文章を最後まで気になって読んでくれた方。
あなたは次世代スポールブール日本代表の素質あります。
一緒に切磋琢磨しませんか。