脅迫される?市長・違法残土堆積/市民オンブズマンつくばみらい改め劣化と失調

 

 

昨日、今日と過去の私のブログ記事に6百件を超えるアクセスがありました。

 

 

何がキッカケか分かりませんが、あらためて記事を書くのに参考とした、以下の関連記事を貼り付けておきます。

 

 

下記の記事は、つくばみらい市でオンブズマン活動を行ってきた、私の親しい尊敬する友人であった故山田稔さんのブログ記事です。これまでも折に触れてご紹介をしてきましたが、今回、資料的な意味もあり貼り付けました。

 

市民オンブズマンつくばみらい改め劣化と失調

 

 

2012年03月27日

 

脅迫される?市長/違法残土堆積

 

残土大量持ち込みに対する現場折衝の一環として、昨23年7月28日、市に一つの報告が上った。

 

 

現場作業中の国藤農業改善研究所の藤牧会長らに市職員が接触し神生(かんの)地先野堀(のぼり)の資材置き場計画について市側の協議について伝えようとしたところ→市の内部協議の結果は残土条例での許可申請を出すように求めるものだったが、藤牧会長らは市内の他の事例を持ち出して申請をせずに一時堆積行為だから許可申請は不要ということで押し切る事を表明したようだ。

※『神生(かんの)と野堀(のぼり)は道路一本で隣合う字で殆ど同じ場所を示す』

 

そして藤牧会長から次のような堤案があったそうだ。

「改めて部長・課長と協議の場を持ちたい、また話がまとまらない、わからないようであればM(常総市・M商事)とK(愛する会)を市長のところへ行かせるから)とのこと。

 

この職員の報告を貼っておく。

 

この文章から何を感じ取れるだろうか?ご覧の通り各セクションの職員の印鑑が捺されているから情報は役場内部に共有されているはずだ。老人には読みとれないがまさか当局内部で黒塗りして回している訳ではあるまいから、ここには実名が書かれているはずだ。別の日の報告書には『山口組との関係等、再三聞かされている』という県廃棄物対策課職員の文言も見える

 

映画の台詞でも、普通の人間の感覚でも「話がわからないようなら××を行かせる」というときその××は脅迫者か殺し屋か『何事か当人に影響を及ぼせる人物』と決まっているし、それが穏和な交渉や申し入れなどでないことは類推できるのだ。

 

そしてこの報告に対して片庭市長がどう対応したのか、が見えない。市職員が窓口担当者として書類の受理・書式の通告・条例遵守の指導・毀損された道路の改修・現状把握等苦労して条例を守らせよう、条例の項目を適用できるよう届け出や回答をして欲しい(そうすれば違反という形に特定でき是正命令や取り消し指示に進むことができる)と努めているのにトップの責任者である市長が、○○という人物や××という人物とどういう関係があって脅しともとれる通告をどう思っているのかが見えない。

 

政治に志して何回も落選しながら意欲を失うことなく苦節十年を経て当選し就任した片庭市長である。得体の知れない漠とした、或いは個人名を出して威圧するかのような脅し紛いに簡単に屈するとは思えない。しかし仮にトップが同和を標榜する勢力を怖れて問題を解決する気がなければ、部下が真剣になれる筈がない。

 

『愛する会』は、『部落解放愛する会』の事だろうが、××という人物が残土・盛土に関係があるのか、一般的に市の行政に影響力を持っているのか不明だ。

 

24年2月ころ・市庁舎前に駐っていた街宣車

 

予てから部落解放関連への補助金支出は法的根拠を失っているとして議会でも補助打ち切りの意見が表明され続けていたが、結局交付が続いている。

 

又この市では以前、男女共同参画法の敷衍のため著名な講師を選びDV法の講演会を開こうとしたところ、「主権回復の会」等の『講師が不適格だ、講演を実施すれば当日は抗議行動を起こす、その結果の混乱は市の責任だ』という脅迫的な抗議に屈し、直前になって講演を中止した過去がある。

 

この時議会は<中止>を決定した執行部を容認し、抗議したネット右翼の言い分の方に理があるかの如き立場を選んだ。そしてその時の議員が今回も多く当選していて議会の構成はその時と大して変わっていない。卑怯な責任回避のそういう経緯を思い起こせば、右翼や同和を標榜する勢力にいとも簡単に屈し、寧ろ迎合して理不尽な事業を認める保守的層が厚くある、と言うべきかも知れない。

 

DV法講演会中止については、ここ。

 

 

この報告の前日23年7月27日には近隣自治会の区長が市庁舎を訪れ『搬入残土について現場を確認しに行ったところ作業員と思しき人物4~5名が普通では無いと思われたので、車から降りずに帰ってしまった』が、市では状況を把握しているか、と相談している。

この報告でも『普通ではない・・・』という表現に何が含まれているかは微妙だ。威嚇、威迫であったという説明も聞く。他の事例では盛土搬入現場の作業者が服の腕を捲りあげて刺青を見せながら『何をしに来たのか?』と威嚇的に詰問した、というような話も聞いている。無法地帯と紙一重の状態は既に昨年夏から続いていることになる。

 

そしてこの前段に北山地区で農地法の土地改良を許可した農業委員会の審議があるのだ。つくばみらい市は農業者・関連姻戚者が地域政治を領導し市役所、土地改良区、農業委員会など互いに凭れあう事によって多くの事を決定して来た。

 

新住民は関心もなく予算決算の認定に容嘴することもなく無関心で、これまで決められたことは支配層にとっての了解事項であり情報が占有されてきたようだ。

 

農業委員会で決まり議会で追認し理事者執行部が執行する、その間に共通利害があるから破綻が表面化するまでは水面下の談合で物事が進行して行く。今回の残土搬入もなんでもない農地改良申請が悪用されたとされ、委員会が認め、改良区が認め、職員が対応しようにも既に行われた機関決定に逆らえない状態になってしまっている。責任のあった農業委員や改良区理事は『残土持ち込み等に同意した地権者は善意の無知な農民でその責任を問えない』として、出された申請を許可し、揚句委員や理事は改選されて今は口を拭って関係ないふりをし、後任の委員はおれたちが認可議決したことではない、と責任を回避しているのだ。

 

ここまで書いてきて、市のページを見た。3月定例議会の結果として老人の出した陳情の委員会修正版らしきものが決議されている事を知った。http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/sec/gikai/pdf/hatugi24-3.pdf

 

なるほど。https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/014/629/92/N000/000/004/133225825684813105437_IMG_20120321004416.jpg

 

老人が書き込んだ陳情が見事に薄められ無害無益なものに修正されている。同和を標榜しているが、指定暴力団山口組と関連があると指摘した事も、直ちに環境保全審議会を招集すべきだ、という提起も跡形もない。中身のない及び腰の作文だ。これが腰抜け議会の実力だろう。

 

残土問題は当面傍観するだけで、国藤農業改善研究所の『一時堆積行為』を黙認するだけであることが証明された。勿論新住民には関係ないことだ。