少しずつ公費解体が進んでいるようだ。
わたしの地区は,まだ一軒も解体されていないが,隣の地区では,すでに数件の解体が進み,広い空き地ができはじめている。田舎の家はでかいから空き地も広い。
崩れた家屋を見続けるのもつらいけど,広い広い空き地を見るのも,これは,これで寂しい。
散歩コースの家の裏庭に,いろいろなゴミと一緒に,かわいいおもちゃが出されていた。
ちょっと見,タイムボカンシリーズのメカに見えるが,本当のところはどうなんだろう。
この家には大人しかいない。大人になるまで捨てずにちゃんと持っていたんだから,それなりに大切にしていたおもちゃかもしれない。
ほかの家の前には,手作りの「曳山模型」が。
本物の曳山は,鵜島の秋の祭礼で引き出されるものだが,おそらく,子どものために,小さな模型を手作りしたものだろう。
このまま捨てるのもったいないなあ。
災害ゴミとして積まれている「やま」には,このようなものがいっぱい混ざっているのに違いない。