6月は,市の自然共生室の協力の下,NPOが取り組んできた「アメリカザリガニ調査」の月である。
野々江町(飯田高校の裏)にある亀ヶ谷池で行う。
夕方に仕掛けを入れ,翌日の午前中に仕掛けを引き上げる。アメリカザリガニだけではなく,ほかの生き物の調査も兼ねている。
地震当初は,この池から珠洲市内の避難所へ飲料水が運ばれていたらしい。
しかし,正月の地震で亀ヶ谷池を取り囲んでいる遊歩道がどうなっているかあやしい。
そこで,軽トラで行ってみみることにした。
すでに堤の部分全体が全面ブルーシートに覆われている。
水は,堤の調査のためか,すべてのノミ栓が開いていて,とても少ない。
遊歩道への入り口には赤いコーンが2つあったが,ちょうど車一台分開いていたので,前に進んでみた。
池の方に落ち込んでいるところ。倒れていた木を切ってあるところ。アスファルトがひび割れて段差があるところ…を通っていくと,畑の方に軽トラが止まっていた。そして車で行けるのはここまでらしい。その先には,赤いコーンが二つ並んでいたので,ここで引き返した。
キッズセンターへ行ったときに,この遊歩道をクラブ活動で走った中学生に聞いたところ,人一人がやっと通れるような場所もあるらしい。
この状態では,20カ所に仕掛けをかけるのは無理だな。
今年はしばらく中止か…。
昨年秋,亀ヶ谷池の水を抜いたので,その成果を確認したかったのだが,それはしばらく未知のまま…となった。