今日,6年生47名一斉に煮干しの解剖をしました。
40人分の椅子しかない理科室に2クラスはちょっときつかったですが,久しぶりの2クラス合同での授業で,熱さも忘れて盛り上がっていました。
煮干しは,体長10センチくらいの大型のものを用意(どんたくに売っていた)。とりあえず一人1匹ずつ配布して,プレゼンで説明しながら,煮干しを解体していってもらいます。
水晶体,脳,エラとさいは,心臓,肝臓,胃,腸,卵巣や精巣,骨,筋肉と順番に取り出し,台紙に貼っていってもらいます。最後は,食べながら…。
○にぼしのかいぼうをして,目や心臓,胃などを取り出すのがとても難しかったです。でもとっても楽しかったです。最後にはにぼしをたくさん食べて,おいしかったです。(采佳)
○とても楽しかったです。解剖と聞くと「えっ」と思ったけど,心臓や腸など,たくさんの体の中が見れて,少しびっくりしたけど,おもしろかったです。★(愛理)
などいう感想がたくさん寄せられました。
今回の授業は,「動物の体のしくみ」のまとめとしてやってみました。
この授業の元は小林眞理子著『煮干しの解剖教室』(仮説社)です。これ1冊あれば,だれでも煮干しの解剖ができます。
また,小林さんは授業用に「煮干しの解剖資料室」というサイトもつくっておられます。ここには授業で使う台紙や資料がありますので,とても便利です。私も今回使った解体した煮干しを貼り付ける台紙やグループに配った解剖用の資料はすべてこのサイトからダウンロードしたものです。
今回,小学6年生とやってみて,「煮干しの解剖はその人の関心の深さに合わせてのめり込めるネタだなあ」と思いました。