こんにちは、宗元堂です。
台北連日38度とか、冗談ですか?な毎日が続いていますね。
先生なんか毎日携帯で北海道の温度みて
「25度だって、いいなあ気持ちいいんだろうなあ」
って無駄に呟いてます。
中医学の基礎、黄帝内経の中に
夜臥早起,無厭於日という言葉があります。
夏の養生は夜ちょっと遅く寝て朝早く起き、太陽を嫌わないようにということらしいです。
いやもう朝から照りつける太陽うざいんですけど!!
夏は暑い、けど実は夏は4季の中で最も毒素を出す季節なのです。暑いからと部屋にこもっていると、汗をかいて出すはずの体内の毒が出て行かず、病気になるということです。
だから日に当たって汗をかきましょう、と。
もちろん日にあたればあたるほどいいという事ではなく、
西洋医学でも日に当たるのは15分がベストと言われているように、後は木陰や川の横などで自然な場所で汗をかくのがいいそうです。
ちなみに1日15分太陽に当たる事で認知症が改善されたという医学資料もあるようで、ビタミンDが取れるという以外に、夏の太陽は体に保存できて、冬の太陽があたれないときのための栄養保存であると言われています。
中医学で夏は火に属します。なので天気が暑いと人は燃え上がりやすく、興奮しやすく、怒りっぽくなります。
適度に情緒を発散する事で体内に陽の気を溜めすぎず健康にはいいのですが、怒りすぎると反対に体のエネルギーも消耗してしまいます。あくまでもかげんが大事です。
暑い中買い物してきて家に帰ってみれば夏休み中の子供が散らかし放題、むきーっと怒って少し発散、でもそれ以上怒らないように、もう!!って子供を注意した後はスイカでも食べて火の気を落ち着かせましょう。
また夏は暑さで体内の水分が減り、脾と胃(消化器系)も痛めます。
食欲が落ちるのでどうしてもバランスの良い食事ができず、
冷たい飲み物食べ物をとり、さらに胃腸を痛めます
消化しやすいものをとる
さっぱりと薄味に
食べ過ぎに注意
お腹空きすぎに注意
冷たいものは温かいものをとったあとに
冷やさないようにと熱すぎる食べ物も体内に火がこもるので禁止
など気をつけてくださいね
夏の養生は秋冬の体調に大きく影響します。
良い加減で、日にあたり、
良い加減で、ちょっと怒ってストレス溜めないように
良い加減で、滋養になるものをたべましょう。
次は夏バテ防止の食材紹介!