今年度から始まった「働き方改革」ですが、何か具体的に始めていますでしょうか。まだ~とか、何となく周りを見て~など、まだ具体的に始めていない会社も多くいらっしゃったのではないでしょうか。

しかし、もう今年の4月からは、中小企業についても、その対象となりますので、準備が必要です。そこで、ポイントごとに具体的にどのように取り組めばよいのかを、おさらいも兼ねて事例でご紹介していきたいと思います。

 

◎働き方改革のポイント(労働時間)

①時間外労働の上限規制の導入

(年720時間、休日労働を含め月100時間未満など)

②勤務間インターバルの導入(努力義務)

③年5日の年次有給休暇の取得義務

④月60時間超の場合の割増賃金率を中小企業も50%以上とする

⑤労働時間の客観的把握の義務化

⑥フレックスタイム制の清算期間の変更(1か月→3か月)

⑦高度プロフェッショナル制度の創設

⑧産業医・産業保健機能の強化

 

それでは、上記のうち、①から順番に概要のおさらいと事例を一つずつ紹介していきたいと思います。

 

①時間外労働の上限規制の導入

~概要~

重要なポイントは、時間外労働の上限規制を初めて定めたことにあります。しかし、よく見ると、休日労働を含めて年960時間までの時間外労働が可能となっており、これについては、様々な意見もあるところです。

これまでは、・・・続きは、こちら

今回は、前回に引き続き、管理職向けの「生産性向上マネジメント」番外編③として、「理想の業務マネジメントに近づくコツ(後編)」についてお話ししたいと思います。それでは、どうぞ。

 

★普段の業務を少し工夫するだけで、自分も部下もHAPPYになるコツ★

◎作業指示は「成果物のイメージ」を示していますか?

「○○作っておいて」のお願いだけでは、具体的な仕上がり像をイチから考えなければならず(分量は?形式は?骨子は?)部下は非常に悩み、時間をとられます。さらに、結果的に上司のイメージと合わず手戻りが生じます。手書きでよいので、イメージを共有しましょう。

 

◎「これはメール報告でよい」「この資料は今日中に机の上に置いておいて」とはっきり伝えていますか?

簡易なことでも、直接報告しなければと思い、長時間待っている部下がいます。」自分が急がなくてよいと思っている指示でも、最優先だと思って処理している部下がいます。

 

◎最近、褒めたことはありますか?

年次関係なく、褒められて悪く思う人はいません。部下は皆、経験が少ない中で一生懸命なのです。小さなことでも、・・・続きは、こちら

 

SDGsの取組みの重要性が叫ばれる中、2016年5月にSDGs推進本部が政府によって立ち上げられ、その後発表された「SDGsアクションプラン」では、「働き方改革」「女性の活躍推進」「健康経営」といった、企業経営にとって今もっとも重要な取組項目が謳われました。現在では、大企業を中心に、経営目標、新規事業創出、マーケティングと様々なシーンでSDGsを組み込む企業が増えています。

 

一方、中小企業におけるSDGsの認知度というと、2018年10月の経済産業局の調査では15.8%と決して高いとは言えない状況ですが、日本又は世界のサプライチェーンの一翼を担っている中小企業は、国内の企業数の99%を占めており、SDGsのこれからの展開を考えれば、中小企業に期待される役割はとても大きいと言えます。

 

また、金融庁でも、地域の金融機関が安定的に融資を行っていくには、地元の中小企業が安定した経営基盤を持つことが重要であり、これは、SDGsの考え方にも合致するものだとして、これらの取組みに対して、事業性評価に基づく融資や支援を促進していくとしています。

 

以上のように、中小企業に期待されるSDGsの取組みですが、中小企業がSDGsに取り組むことによって得られるメリットとして以下のようなものが考えられます。

 

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今回は、管理職向けの「生産性向上マネジメント」番外編③として、最終章「やっぱり、仕事はHAPPYに!(前編)」についてお話ししたいと思います。

 

○明るい雰囲気作りのコツ・・・プラス思考への転換とコミュニケーション

 

職場が明るい雰囲気になれば、自身はもちろん周りも気分が明るくなり、お互いに良い印象を与えることができ、それぞれのストレスまでも軽減されます。

 

例えば、仕事をする上で、難易度が高い仕事を受けたり、トラブルが生じた場合になど、どうしても、気持ちがあせったり落ち込んだりするケースは、少なからず生じます。

ただ、それをそのままにしていると、表情が暗くなり、職場の雰囲気までも暗くなってしまい、やがて、周りも声を掛けづらくなり、チームの意思疎通にも弊害をもたらすことになります。

 

そこで、嫌な気持ちをそのままにせず、プラス思考に転換することがポイントです。難易度が高い仕事については、自分の能力や経験を高めるチャンスとも言えますし、トラブルについても、改善点が見付かって、それを解決することにより、大きなチャンスと捉えることも可能と考えられます。

 

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あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

新年第一回目は、前回に引き続き、管理職向けの「生産性向上マネジメント」番外編②として、「理想の業務マネジメントに近づくコツ(後編)」についてお話ししたいと思います。それでは、どうぞ。

 

◎全体のスケジュールは、関係者全員がしっかり共有できているか?

→残業時間が長い部下がいたら・・・次のことをチェック!

①まずは、部下の業務について聞いてみましょう。

 部下と面談したことはありますか?個別案件の「ホウレンソウ」以外に話す機会をもってみましょう。

※課員一人ひとりが、自分の業務を把握し、何に時間がかかっているのか(絶対量が多いのか、要領が悪いのか、苦手なことがあるのか、何度も修正して時間がかかっているのか等)を知ることが必要です。

②その上で、長時間労働になっている原因を一緒に見つけましょう。案外、部課長が気付かないことや自身が若い頃に悩んだことと同じことで悩んでいるものです。これまで培った業務のノウハウを、ぜひ後輩に伝えてください。

 

○業務量が多すぎる

→特定の係に業務が集中しているのであれば、・・・続きは、こちら