こんにちは。
離婚カウンセラーの今井洋子です。
人間はみな、生きる中で
ほとんどの人が同じ考えに至り、
同じような気持ちになります。
なので子どもの教育でよく
『自分が嫌なことを人にしない』と
教わりますよね。
それは私もあなたも特別な
存在ではなく同じようなことが
起きれば同じ気持ちになるのが普通です。
国境も関係なく日本でされている
雑談や愚痴などは地球の
裏側でもされているのです。
それと同様にみんな結婚生活が
苦しいと感じていても離婚を
するのは不安を感じています。
その事実を受け入れて人の
正しい心理を知ることができれば
不必要な不安をせずに
正しい行動を取ることができます。
今日は少し耳の痛い事実も
お話するかもしれませんが
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
【幸せは続かない】
『幸せになりたい！』
女として産まれた以上は
子どもの頃からそんな
夢を抱きますよね。
あなたが大好きな彼が
あなたのことを大切にしてくれる
そんな理想的で幸せなことを
幼少の頃は本気で信じています。
結婚をする頃にはその
気持ちも少しは落ち着いて
『この人となら幸せになれそう』
と、どこかで感じたから
結婚を受け入れたのだと思います。
冒頭で人の心理を知ることが
大切とお話をしましたがここにも
重大な心理的作用が働いています。
幸福感というのはいずれ
慣れてしまう、というものです。
ですから、あなたが運命的な
出会いをしたり宝くじに
当選したとしても幸福は慣れるのです。
学生の頃にずっと片思いを
していた女の子が目当ての男の子と
お付き合いができたのに
数カ月後に
『何か違った』などと言って
お別れをするのはこの典型です。
まずあなたにお伝えしたいことは
どんなに幸せなことが起きても
それは続かないということです。
では、この心理はこれから
離婚を考えている人と
どのような関係があるのでしょうか？
【我慢を続けると報われない】
夫からの嫌がらせに耐えて
逃れるために離婚を決意。
嫌な夫から離れることが
できたとしても幸せを誓った
夫と離れることは悲しいと思います。
その離婚にはスッキリした気持ちと
不幸な気持ちが混じっているでしょう。
ですが、離婚後にいきなり
幸せを実感できる人はまれです。
最初は生活に慣れるのに
大変なんです。
ですから、焦って幸せに
なることを追いかけなくていいんです。
幸福は慣れる、とお話しましたが、
実は不幸感もいずれ回復します。
このように人は幸せを感じたり
不幸を感じたりすることに
バランスを取るように働きます。
これを心理学用語で
『レジリエンス』と言います。
とある研究では夫または妻と
死別したときなどの不幸感と
満員電車での通勤や夫からの
日常的な小言等によりストレス、
どちらが苦痛なのか
という実験が行われました。
パートナーとの死別はたしかに、
想像を絶するほどに悲しいことです。
これは、モラハラなどの日常的な
ストレスに比べ、一時的に爆発的な
ストレスとなります。
この実験では一時的なストレス
よりも日常的なストレスの方が
苦痛であるという結果が出ました。
その瞬間的な不幸は
レジリエンスによって
補われるからです。
毎日のようにストレスが
かかる日々ではその心理が
働いても追いつくことがありません。
そして離婚は一時的な
不幸感に含まれます。
なので我慢を続ける人生よりも
一時的に苦しい離婚を乗り越えると
その先に幸せが訪れる、
というのが結論になります。
【まとめ】
離婚をしたことが無い、
身近に相談できる人がいないと
本当に不安だと思います。
法的なこととか調べるのも
面倒だしわからないのが普通です。
いろんな懸念があるため、
自分が頑張らなくてもいい方向に
正当化してしまったりするんです。
ですが、その自分を許してしまうと
あなたの人生は被害者で
あり続けてしまいます。
『夫が悪いから仕方ない』
それが正しくてもあなたが
何とかしなければ
誰も助けてはくれません。
ずっと我慢をして慢性的な
不幸を耐える人生と
一時的にな不幸感に耐えて、
頑張って離婚をして
数年後にはあなたの笑顔、
輝きを取り戻している人生、
どちらを選びますか？
どちらを選んでもあなたの人生。
ご自身で見直すきっかけに
なれれば嬉しいです。
もし、離婚へ前向きな姿勢が
あるのでしたらいろんな情報が
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