■ブラック企業■

おはようございます、東京都府中市の社会保険労務士 飯田弘和です。

 

  本日のチェックポイントはこちらです

 

 

【チェックポイント その193】

御社の同業者の中に、ブラック企業はいませんか?

 

【解説】

 

今回も、ブラック企業について考えていきます。

 

ブラック企業は、一時的には利益を上げます。

そりゃそうですよね。

労基法をはじめ、守るべき法律も守らず、違法に長時間働かせ、おまけに残業代も支払わない。

 

これだけやって、利益が出ないわけがない。

通常の企業経営でかかる経費を、相当踏み倒しているのです。

 

 

ブラック企業の行った行為によって、健全な経営を行っている「他の同業者」でも、人材確保の困難と客離れが起きる可能性があります。

そのブラックな企業だけの問題ではなく、業界全体がブラックではないかというイメージを与えてしまうのです。

 

たとえば、昨年起きた「電通事件

「電通」については、当然ブラック企業というイメージがみなさんの中に定着したと思います。

しかし、それだけでなく、広告代理店業界全体について、ブラック業界ではないのかという懸念が生まれ、この業界への就職を控える動きが起きたりします。

 

これを、他人事だと思いますか?

もし、御社の同業者に、このようなブラック企業がいた場合、御社の利益を奪われることになるのです。

 

法律も守らない、賃金もまともに支払わない企業相手に、御社は価格競争で勝てますか?

利益率で勝てますか?

 

確かに、このようなブラック企業がのさばるのは、せいぜい数年でしょう。

かつてブラック企業とされた和民日本海庄やすき家などの大手企業でさえ、一時期の勢いはなく、店舗の閉鎖が相次いでいます。

(人材が集まらないことと、客離れが主な原因です)

 

しかし、このブラック企業がはびこっている数年間で、御社の利益がどれほど搾取されるか?

 

ブラック企業の存在は、他人事ではないのです。

御社の存続に関わるかもしれない問題です。

もしかしたら、御社が属する業界全体の存続が危ぶまれる可能性もあります。

 

ブラック企業を許さない、世の中にはびこらせない、徹底的に排除することが、御社の発展にも繋がるのです。

 

 

以上を踏まえて、あらためてお聞きします。

 

「御社の同業者の中に、ブラック企業はいませんか?」

 

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発信者プロフィール
 
 社会保険労務士事務所いいだ
     社会保険労務士  飯田弘和(いいだひろかず)
〈詳しくは、HPにてご確認ください〉
                           
 
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