以下は、本日電話で特殊詐欺グループとやり取りした

記録です。

○○銀行福井支店は実在する銀行です。

福井県警特殊犯罪課は実在しません。

 

日本銀行協会、全国銀行協会を名乗る

詐欺には注意喚起されています。

 

 

 

SAGI「(機械音声で)こちら○○銀行福井支店です。

カードの支払がされていないので法的処置を行います。」

 

私「もしもし?何のカードですか?」

S「(人が出て)○○銀行のVISAカードです」

私「○○銀行とは取引がありませんし、VISAは

  持っていません。」

S「今年3月に当店で免許書を提示されて作られた

ようです。インターネットで325000円の買い物を

されています。」

私「コロナ騒動が始まってから県外には

出ていません。福井にも行っていませんし、

免許書を身分証明として提示したこともありません。」

S「それではカード詐欺に遭われたようですね。警察に

被害届を出していただければ、請求はされません。

この電話で福井県警特殊犯罪課におつなぎします。」

(ツルルーという電話発信音)

SAGI2「福井県警特殊犯罪課マツモトです。どうされましたか。」

私「カード詐欺に遭って、福井県警に相談して被害届を

出すようにいわれました」

S2「お名前などおききします。」

私「名前、住所生年月日など」

S2「警察のデータベースであなたの情報を調べさせて

いただきますね。しばらくおまちください。

カネコマサルという男をご存じですか?」

私「知りません」

S2「非常に悪い男で、逮捕されて今取り調べを

受けています。家宅捜査した際に、あなたの名義の通帳も

ありました。あなたには共犯の容疑がかかっています。

あなたは、被害者であって共犯ではないと思いますので

それを証明するのに今から言う通りにしてください。

これからの会話は録音します。

この会話内容は、家族知人にも絶対話さないで

ください。証拠能力がなくなります。

共犯の容疑がかかっているので、あなたのすべての

銀行口座が凍結されます。いくつ口座をもっていますか?」

私「いくついくつ」

S2「口座が凍結されると、お仕事にも差し支えるでしょう。

日本銀行協会に相談してください。後ほど日本銀行協会の

係の者が電話をします。携帯電話を十分に充電しておいて

ください」(電話切る)

 

(○○銀行福井支店に電話)

「当店からそのような電話はしておりません」

(福井県警に電話)

「特殊犯罪課というものはありません。

特殊詐欺ですから相手にしないでください」

 

その後、携帯電話に非通知の電話が何度かあったが

出なかった。

 

電話の音質がおかしいし、銀行からの電話にしては

直接、県警へつなぐというのもおかしいので

後で、折り返し電話をかけるつもりだった。

「共犯者の容疑云々」という話が出たときは

信じてはいないが

「あらぬ疑いをかけられるのも困るなあ」と

不安になった。

こういう心理を突いてくるんだね。

もう10年たって、私のぼけが始まっていたら

騙されていたかもしれないなと

思いました。

 

皆さんも気を付けてください。