さいたまW624 


同じアマチュアでも全然関心の無い方からみれば、このオヤジは毎回何やってるんだい❓こんな厳つい空中線は趣味じゃねえよイレブンじゃあるまいし。と思われているんでしょうね。声が聴こえてきそうです。一応記載しておきますが、ヘリカルでなく全然目立たないアンテナも作れます。笑。これはもう趣味・嗜好ということで受け流して頂ければ幸いです。


最初はヘリカルも細かったんですよ。信じてください。段々と上から中段、下へと段々太く下がっただけなんです。ほんの出来心だったんです。そして今回はエンド部分の有効活用ということで😆


みかん箱に入っている無線用ガラを漁ります。

大体は中古の釣具屋で買った300〜500円程度のグラスロッドで美味しい部分を使用後のエンド部分の極太、若しくはパイを取り終えた残骸として残ってしまいます。

ちらっと見ても5〜6本はあります。

やはり何時の御時世もお財布には優しい仕様がFBですので、これらを有効活用します。

今年も10メーター軍団の親方が東北・北海道へ行くとの事で、開いていれば10メーター、駄目なら7メガなので、毎回詰めの甘い私ですが2023残骸活用・7MHzバージョンを作ります。


コンセプト:全て走れる仕様、残骸と手持を駆使して可能な限り安く、出来ればトップは銅の小ぶりの容量環仕様にしたい。


パーツ

コネクター:いつもの主役・庶民の味方MP10 550円

銅線:手持

ロット:ガラ

トップ:ガラ

塩ビ:手持&不足分はホームセンター

熱収縮チューブ少量:手持、パイが太いと値段が高いのでボロ隠しで上と下だけちょっと

手間:労力自分。ケガと弁当は自分持ち。



今年も行くと聞いた時に

ロットに7メガ分の巻を入れて時々絞って弛みを取ってパイに良くなじませておきます。そして作るまで放置プレー。

一番右は作る前です。




問題は極太にピッタリのコネクターは手持ちに無く、たとえあったとしても、かなり高価だと思いますので、いつも通り庶民の味方MP10君を塩ビ二段階押込みをします。

ロッド側のクリアランスが広い場合はグラス端材を逆刺しして逆に強化してしまいます。3本目。


芯線ハンダをして水処理、下の段から炙ってゆっくり押していき一段目終了。次の段も同じ様にゆっくり押し込みます。


左から一本目はちょっと焦って早く強く押し込み過ぎてしまったので強度的には問題は無いのですが隙間部分には念の為エポッキシを入れました。

2本目と3本目はまあまあの出来❓OKにします😀

2本目を車の基台にガッチリ締め込んで、外すので緩めた時に外2段目が回り抜け始め一段目が緩まず動かなくて見えて来てしまい、あちゃーやっちゃったバージョンになり掛け焦りましたが、ペンチで咥えて内一段目を廻し大丈夫でした。冷えて固まって動かないと勝手に思い込んでいました。ダメでしたね。


押し込んだ部分のR接地部分には2液を入れました。

ちょっと根元が太くてみてくれが悪く馬鹿げかもしれませんがコスト優先で勝手に良しとします🤭


調整は巻っぱなしの安牌分が入っていますので一波入魂仕様の調整であれば10分程度で終了です。パイが20パイを超えて、どんどん太くなってきますと調整時に空芯の様にR=0に近い状態が、ちょこちょこ出てきますが、そこは調整で50Ωに持って行きます。


トップの調整部分をどうしようか❓と中断してガラを漁り考えるのに時間が掛かります。箱の中のお茶のキャップや何か不明の蓋など使用出来そうな物を見ながら考えます。

まあ大体はワンパターンになってしまうのですが、かと言って別の方式というと中々難しいんですよね😅



トップの仕様分を解いて帳尻を合わせます。

トップも保険の水対策をして、その直上に穴を空け線を中に引込み上手く継ぎます。

今回はトップ中通しでの継ぎ仕様ですので絶対に2接点目で若干の遊びが出ます。どの様にその遊びを殺すかがポイントになり工夫が必要になります。当たり前ですが少しでも動けばアウトだからです。

間違いないのは外継仕様で使えるガラを利用して完全に引っ張りきって結合、酸化防止処理後にボロ隠しの熱収縮チューブで隠せば良いと思います。



容量環の環が難しくなかなか上手く作れません。環が綺麗に決まりません💦現在の出来が小学生の図工レベルなのでちょっと頑張ってみます😂1本目は取り敢えず棒仕様、後で玉。2、3本目も取り敢えずで棒、後で環を作ったのを合体調整予定です。


CP値を更に追求して究極に安くするのであれば、裸を入れます。(一番安い)2重巻きから1本解き絶縁処理します。巻き終わる尺さえあれば実質的には3.5メガまでは出来ます。

難点は何度手を洗っても1日〜2日は銅の臭いが微妙に抜けない事です😅



おわり。


残骸活用の道2に続く。