記載者:オヤジ😆


頭髪は油断した瞬間スッと抜ける。 

こっちは願ってないのに遠慮なく去っていく。

しかし1.8MHzは違う。逆だ。 

抜けてほしい時ほど踏ん張り、
追い込んだはずの一点から微動だにしない。 

毛は抜けすぎ、1.8は抜けなさすぎ。 

求める時には反比例。

これ、まるで人生。


このバンドは「合わせに行くもの」じゃない。 

条件が整ったときだけ、こちらの意思とは無関係に勝手に抜けていく。それがD。

そしてそれを再現できる人は、ほんの一握りだ。 

だからこそ面白い。 

だからこそ深い。


 初めて1.8MHzを本気で詰めていた頃の話をしよう。

私のシリーズを読んでいる人は解かっている事だと思う。

 

最初は周波数固定式を目標に定める。

巻き入れが足りない → 反応はするが詰めきれない 

巻き入れすぎ → 今度は無反応 

 

つまり、後で振り返ると答えはシンプルだった。

固定式の答えは「その間」を取れという事になる。

3.5迄では楽に出来ていた事が1.8では完全に制御不能に陥る。

全く手が出ない。

 

しかし「同じ方式の理論」をもとに調整に試行錯誤を進める。

その結果として今迄の経験値を1.8用に切り替えコツを掴み内容の理解度が深まっていく。

 

 「合う位置はただ一か所」

 

比喩が正しいかはどうか?として

昔のパチンコの一発台。

針の穴に糸を通すイメージ。

そう、あの世界です。

 

 これは作ると良くわかる。

 微妙な影響で、完全共振状態になるのはほぼ一点しかない。

 

その長さは貴方の車体でセッティング出して「長さだけで何mでしたか?」という事。

 

逆に言うと、位置が限定されているので、逆に言えば狙いやすい。


心電図の針がピーって横に走るでしょ。

そこから急に落ち込んだVの底を磨き上げるイメージ。

 

これがポイント。

帯域幅が取れないんですから。

最初から【的】が絞らられてるんですよ。


 

 1.8MHzは「抜けを作る」んじゃない。

一点に入れば自然に抜けてしまう帯域なんだと。

「よし、抜いてやるぞ」と言って出るものじゃない。

本物の抜けは、ストイックにロスを削り落とし、諦めず一点に追い込んだ時にだけ

ご褒美みたいに勝手に現れる。

一点を磨き込むとイメージすれば良い。

自然に吹き抜ける。

 

多くの人が「抜けの作り方」を知りたがるけど、本当は逆。

抜けは作るものじゃない。

 

追い込んだ先で詰めた結果勝手に出てしまう現象。

それに気付くんですね。

 

何本か制作して自分なりに良く分析するとわかる。

これトップバンドは一見「難しい」けれど、逆に一点を狙えば【抜けが作りやすい唯一のバンド】という事に気付く訳ですよ。

 

そう、逃げ場が無いから逆に狙える。

 

これを知っている人は実はほとんどいないので、ここに「差」が出るわけです。

 

結局、1.8MHzは難しいようで、じつは一点を極めることで自然に抜ける、残酷なほど正直な

バンドなのだ。

 

抜けは勝手に吹き抜ける。


 あなたの頭のように。


 

 

おわり