道祖神巡り（三浦郡葉山町）その３

2012年02月18日巡礼

 道祖神巡り（三浦郡葉山町）その２
の続きです

葉山町一色前田の道祖神から
葉山町上山口に移動します

横須賀葉山線（県道27号）をひたすら
東に向かいます
まずは上山口唐木作まで
本当、脇道を歩きたいのですが

だだでさえ、標高差が有るのに
北側も南側も山が迫り、とても無理でした
この後の石塔巡りは
 葉山を歩こうー散策MAP「上山口」 - NPO法人葉山まちづくり協会
を参考にさせて頂きまして、大変重宝しました

喘ぎながら県道の急坂を上って行くと
左に滝ノ坂不動尊（吾妻神社）への坂道
ともかく、行ってみる事に
残念ながら、石塔類は見当たらず
また僅かに期待していた抜け道も
突当りで終わり
同じ坂を戻る羽目に成りました

嫌いなトンネル（歩道が狭くて歩きづらい）を抜け
右の小道へ下ります
右側に

石塔列

唐木作のの庚申塔
三浦郡葉山町上山口1392付近
左から

・日月三猿庚申塔
剥離が進んで危機的な状況です

・青面金剛庚申塔
青面金剛庚申塔では珍しい一猿です
足元の岩状のものは邪鬼でしょうか

・青面金剛庚申塔
青面金剛、日月や鶏の配置が変わっています

不明の石塔
庚申塔にしては縦が短いのですが
下が三猿にも見えるので、何とも

・馬頭観音
下部地中なので観世音の可能性も

・馬頭観世音

ここの石塔は全体的に、摩耗剥離が進んでいます
人為的でない以上、ここまでに成ったら
自然に任せるしか無さそうです

次はさらに東に向かいます

上山口間門（まかど）まで辿ったルートです
実際は、湘南国際村交差点で
三浦半島中央道路に右折したところ
完全な高架道路で下に降りられないと判断
横須賀葉山線（県道27号）に戻って
葉山国際ＣＣ入口交差点を右折し南の道に

三浦半島中央道路の上山口大橋を潜ると
右側に石塔三基

上山口間門（まかど）の庚申塔
三浦郡葉山町上山口1965付近
あれ！後ろの入口は
三浦半島中央道路の歩道
結果的に随分遠回り（下って上るも含めて）
してしまいました
気を取り直して、左から

・文字庚申供粮塔
「粮」＝「養」です

・日月三猿庚申塔
摩耗を抜きにしても、極小三猿です

・青面金剛庚申塔
これも、葉山一色と同じで
邪鬼と三猿が大混乱
邪鬼が踏ん張り切れず、三猿まで痛い目に
右の「言わざる」は邪鬼のお尻にウォップ

さて、次に上山口正吟（しょうぎん）に移動します

やっと車が殆ど通らない道を歩けます
小さな幸せです

左側の正吟沢へ下りる小道に

上山口正吟（しょうぎん）の庚申塔

三浦郡葉山町上山口2355付近
左から

・青面金剛庚申塔
彫がハッキリしています
引き続き邪鬼と三猿も、独特です
合掌なのにショケラを掲げているのは
初めて（中央左手で提げているのが普通）

・青面金剛庚申塔
邪鬼が歯を食いしばって座っています
ショケラは中央左手ですが、掲げています
中央に

・文字庚申供養塔
文字碑としては大きい方です

・三猿庚申塔
日月は見当たりません

・三猿庚申塔
施主が「正銀村」で吟の字ではありません

・青面金剛庚申塔
これが邪鬼、三猿の一般的な位置
ショケラも中央左手で提げています

ここから東側に座す杉山神社
鶴見川流域の杉山神社との関連を知りたくて
行きたかったのですが
上山口の北部を巡る為に、北上します

まずは上山口栗坪（地図左上）へ
横須賀葉山線（県道27号）を越え
下山川の御拝堂橋を渡り
突当り、山沿いの道を左折して
西へ少し行くと

上山口栗坪の庚申塔
三浦郡葉山町上山口432－1付近
この道は「浦賀道」の古道と思われます

左から