外資系で働くということ | 相場残日録(元相場師天の日記)

相場残日録(元相場師天の日記)

プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

自民党総裁選で解雇規制のことが話題になっていますが

一般的なイメージとして

今はだいぶ崩れているでしょうが・・・・

パートナーシップ雇用で

終身雇用+年功序列賃金 

組織の歯車として従順に過ごせばそこそこいいことがある

これが旧来の日本の雇用体系。

 

それに引き換え ジョブ型雇用で

個人主義・能力主義

できる奴はどんどん稼げる実力主義の厳しい雇用状況

これが外資系の雇用体系

 

為替ディーラー時代

同僚の3割くらいの人材は外資系に行きましたかね

成功した人しなかった人両方いますが・・・

私も、実力主義の外資系の働き方に興味はありました。

外資への転職を少し意識したことはありましたが

結局 転職はせず

 

その理由は

まず あまり英語ができなかったこと

大学入試の英語のあとはまともに英語を勉強したことなかったです

為替ディーラーになってからは

地獄のような日々で

英語の勉強どころではない

まあ くそ度胸で ビジネスに支障がない程度には

なんとか英語を使っていましたが

 

二つ目

実は これは大事なこと

外資系に勤務するとても仲の良いディーラー仲間がいました

彼から 言われました

「天ちゃんは絶対外資行かない方がいい」

なんで?? と聞くと

「みんな誤解しているけど

外資は邦銀以上にウェットでコネと人脈の世界だよ 誰についていくか、誰の下にいるかで ほとんど会社での扱いが決まってくる。

上司のご機嫌を取るのも重要な仕事

そんなことは 天ちゃん無理だよね」

そうなんだ と外資の実態をまじまじと認識しました。

外から見るのとはずいぶん違う世界だなあ と

改めて認識したのを記憶しています。

これは 絶対に無理だ

そう思いました。

 

為替ディーラー時代

私の後輩が 先輩を頼って転職しました

その先輩は 転職してある外資系で為替本部長

そこへ行くと

まあ 止めませんでしたが・・・・

 

ところが その外銀で政変が起き

その先輩は 更迭されました・・・・

何があったのかは わかりませんが

そしてその後輩

最初の出勤日に

先輩ではなく 別の上司になった人から

「ところで 君 どうするの??

 〇〇さんいなくなっちゃったよね」

彼は、仕方がないので しばらくはそこにいましたが

ほどなくして やめた と聞きました

これが外資なんですね。

 

この点は みんな 誤解しているとおもいます。

外資が よくチームごとよその会社に移るのは

こういうことですね。

本邦企業以上に ウェットな コネと人脈の世界

もう 笑っちゃいますね

 

以上