ドル円月足MACD陽転(暫定)の示唆するもの | 相場残日録(元相場師天の日記)

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プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

まだ8月の途中なので「暫定」のシグナルですが

私が、ここで何度も採り上げている

長期的なトレンド転換を

最初に知らせてくれるチヤートのシグナル

月足MACDで

ドル円が 陽転=買いシグナル点灯です。

もしかすると

このシグナルは 今後のすべての相場展開において

恐ろしく重要なポイントになろ可能性もあると考えます。

 

少し説明すると

2021年3月末 ドル円は@110.70で 月足MACD買いシグナル

このシグナルはワークして

2022年10月に 高値@151.94を付けます

そこから、政府日銀の円買い介入でドル円急落

米国長期金利がピークアウトしたのもあって

ドル円は下落 今年3月末で 月足MACDは陰転=売りシグナルへ

米国10年金利の動きもドル円と似ていました

(金利差でドル円が動いたとすれば、因果関係は

 米10年金利⇒ドル円ですかね・・・・)

米10年金利は

ドル円に先行して

2020年11月末@0.842%で

月足MACDが金利上昇方向へトレンド転換

このシグナルもワークして

ドル円と同じく2022年10月に@4.338%の金利最高値へ

その後、インフレの落ち着きで 金利は下落

ドル円2カ月遅れて今年5月に金利低下方向へ

月足MACDがシグナル転換

しかし、

今年3月のドル円の月足MACD陽転

米10年金利の月足MACD金利低下方向へのシグナル転換

どちらもワークしませんでした。

ドル円は売りシグナルにもかかわらずずっと上昇

米10年金利も同様でした。

ご参考 私が 株価上昇へのリスク要因として挙げた

インフレ懸念再燃と長期金利上昇の記事

米国10年金利の行方 | 相場残日録(元相場師天の日記) (ameblo.jp)

抜粋

20年3月、株価のコロナ暴落の時に

0.318%を付けた後

22年10月の4.338%まで

2年8カ月の金利上昇トレンドが続きましたが

23年5月末時点で

月足MACDが遂に陰転

 =金利低下方向へのシグナルを点灯

しかし、

そのシグナルは ここまであまりワークしておらず

金利低下のシグナルとは逆に金利は動き

また4%に達する水準に到達

んーん もしかして 月足MACDのシグナルが

「だまし」となる可能性も見て取れる相場展開

米国の10年金利はまだ上がるのか? 

4%は天所に近いのか?

正直 判断不能です・・・・・

抜粋終わり

 

ドル円の月足MACD 暫定買いシグナル

これが正しいとすれば

今後、米国10年金利も 長期金利上昇方向へ

月足MACDのシグナルを転換

要するに

ドル円も米10年金利も

ドル円下落開始、米国長期金利低下開始

この二つの長期トレンド転換を示唆した

月足MACDのシグナルは 壮絶な 「だまし」

であったことになります。

 

そうした場合、明らかにリスクさらされるのが

金利低下+経済は腰折れしない

すなわち 米国経済のソフトランディングシナリオ

ということは

米国株の月足MACDの買いシグナルも

実は 壮絶な「だまし」 ???

ご参考

相場のことは相場に聞け | 相場残日録(元相場師天の日記) (ameblo.jp)

私の珍しい 米国株への「ブル転換」は間違い???

 

いやいや ここからの相場は 

興味深いものになりましたね。

さて 

私の米国株強気転換は正しかったのか?

 

ただし、米国景気が加速して

長期金利上昇+株価上昇+ドル円上昇の

古典的リスクオン相場になることで

長期金利が上昇しても 

株価が上がることになる可能性も

米国株の月足MACD買い転換は

それをも 示唆しているということでは?

要するに ここから米国経済バブルが再度加速するシナリオです。

そして、その後に 壮大な米国株バブル崩壊第二幕が来る

なんとなく

私は 今はそう考えていますが・・・・
とはいえ 足元の相場を

すこし、フラットな目で俯瞰することにしましょう。

これこそ 相場 おもしろい (笑)

 

以上