半沢直樹の世界 | 相場残日録(元相場師天の日記)

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プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

半沢直樹 続編絶好調

 

7年前、半沢直樹のドラマ大ヒットで

銀行員の世界が世の中に広まりました。

最近はかつての栄光は今いずこ・・・

すっかり斜陽産業ですが

ご参考

銀行員の凋落

https://ameblo.jp/soubashi63/entry-12482073886.html?frm=theme

 

一応銀行員だった私(本籍は銀行)も

「銀行ってあんな世界なの??」

とよく聞かれました

その際私は

「誇張はあるけど まあ真実だね」

と答えていました。

まあ、作者自身が銀行員だったので

そもそも自分が経験したことですからね・・・

 

自分の経験を振り返っても

あんな人がなぜ出世するの???

という人がいるのも事実

大抵は

部下をぎりぎり締め付ける、しかし上には媚びへつらう

手柄は自分のもの、責任はほかに押し付ける

しかし、上には受けがいいのですね

必然的に出世する・・・・

全部の銀行がそうだとは言いませんが

「社内政治」に長けていることが出世の条件

その為には、とにかく

組織の命令=上司の命令は絶対

しかし、その命令は 世間の常識とは違う

銀行の常識による命令である場合がよくあります

まさに、半沢直樹が言う通りです。

 

半沢は「人事が怖くてサラリーマンが務まるか!」

と啖呵を切りますが

あの発言が喝采を受けるのは

そんなことが事実上不可能だからですよね

銀行の組織決定がどんなに間違っていても

顧客のためにそれに逆らう銀行員が評価されるか?

まあ、まずないですよね

そして大抵の銀行員は組織に逆らって

組織にそぐわない人間と上から判断され

人事的に飛ばされるのが怖くて

自分の気持ちを押し殺して 無理やり組織に従う

そうして、組織の歯車の一つになっていく

必死にそれが銀行員の世界だと

自分を納得させようとする

大抵の銀行員はそうなります・・・・

そういう銀行員は、

この面白い「半沢直樹」を避けますね

実際に、自分の住む世界の実情を突きつけられ

自分が殉じるものを否定され不快になるようです。

 

半沢がそんな銀行員と違うのは、

組織に逆らうけど

顧客のためになることを何が何でもやる

そして結果を出すところです

それが、世の中の人々の共感を得る

しかし、

それが銀行に本当に評価されるのか??

その疑問が、第一シリーズの出向という結果

(まあ、組織にありがち)

 

あの結果を見て

「あるよなあ 銀行では」

と私は思いました。

 

私も経験が、、、、

「自分のことが可愛いなら、組織に従え」

要するに、このまま逆らい続けると

人事的にいいことがないから組織に従えと

そういう事です。

従いませんでしたけどね(笑)

結果は 私が正しかった

しかし、結果を出した私ですが

組織に従わない嫌な扱いにくいやつ

とインプットされたことは間違いないでしょうね

まあ、当然ですけどね

 

先日、二つ上の大学弓道部の先輩に

「おまえは、よく半沢直樹の世界で生き残ってやっているなあ」

と言われましたが

「先輩 それは間違いです。

私は、50過ぎて三回転職した渡り鳥ですよ」

そう言うと 先輩は笑っていました 

 

しかし、半沢直樹は面白い!

 

最後に 半沢のこの名言

一つ:正しいことを正しいと言えること
一つ:組織の常識と世間の常識が一致していること
一つ:ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること

この当たり前が出来ない原因は

「自分のために仕事をしているから」

 

安倍政権にまずは聞かせたい

 

以上