僕は❲紙加工業❳に携わっており紙加工に関連する様々な機械を取り扱っていますが、1年程前からは〘断裁〙をメインにしており大小2台ある断裁機で毎日紙をぶった斬っています。
以前にやっていたブログでも断裁に手を付け始めた頃の話をしているので念の為ご紹介しておきましょう…。
…で、この以前の記事の中に❲50代の断裁師❳が登場するのですがこの方は僕の上司でもあり、今となっては”師匠“と呼べる程の存在なのであります。
師匠は断裁機以外にも数種の機械を受け持っており当社でこれらの機械を使いこなせるのは師匠だけなのです…。僕もこれらの機械は使える事は使えますが“こなせる”というレベルでも無いので敢えて名乗りは挙げません…。
師匠の計画としては自身が定年を迎えるまでに弟子である僕に断裁機と自身が受け持っている諸々の機械をマスターさせたい意向のようでしたが、実はそんな計画も半ばに師匠は先日急に会社を辞めてしまったのです…。何故だ…。
これも以前の記事で書いていますが師匠は仕事はめちゃめちゃ出来ますが健康面が悲惨でしてね…。心臓に肝臓に腰etc…と、兎に角あちこち不調なのですが特にここ半年くらいは体調不良の中にありながら無理を押して仕事をする為、今まで絶対にしなかった様なミスをしてしまう事も度々…。
終盤の方は余りのミスの多さから他部署の従業員達からも疎まれる存在となってしまっていましたがプライドの高い師匠はそんな周りの自分に対する扱いが耐えられなかったのでしょうか…。ある日、急に早退してそれっきり。退職日まで全て有休で消化してただの一言も別れの挨拶を残さず消えました…。
社長とだけは外で会って話をしたらしいですがその際も会社の一部の人間に対する恨み節が凄かったみたい…。メンタルやられ過ぎて鬱っぽくなってしまったのかな…。ただ、結果的に自分の持ち場を全て丸投げしてしまった僕に対しては「申し訳無い事をした…」と言っていたらしいけどその割には僕に何の連絡も無かったけどね…。
僕は僕で師匠には断裁機のご指導など大変お世話になったので感謝の旨を伝えようとコンタクトを試みましたが電話には出なかったのでLINEでお礼を言っておきました…。既読スルーされてるけどね(泣)
今は何もかもやりっ放しの断裁機周りを片付けて自分仕様に変えている途中です。断裁機に関してはまだまだ修行中で分からない事も多いですがもう師匠に教えを乞う事もありません…。多分、二度と会う事も無いかな…。自分で何とかします…。
今までの自分の職歴の中でも今回の様な所謂“バックレ”や“飛んだ”等と形容される急な仕事の辞め方をするケース(自分はやった事無いですよ…)は数多く目撃していますがそんな際に必ず脳内再生される楽曲が1991年の〘B'z〙の楽曲〘孤独のRunaway〙です。
仕事も辞めて突然消えてしまった人の心境を考察する様な内容の歌詞が今回の師匠の件然り、色々とリンクするのでしょうね…。この楽曲の歌詞の中で『いい迷惑だとみんな呆れ返った後また普段の暮らしを続けてる…』という一節があるのですが今の社内がまさにそんな感じ…。
師匠が辞めた最初の3〜4日は社内も師匠の話題で持ち切りでしたがそれ以降はもうそんな事も忘れたかの様に普通に仕事回してる…。まぁ、当たり前っちゃ当たり前か…。去る者は追わずよね…。
そんな訳で会社内は師匠が居なくなっても特にこれと言った変化は無く、ただただ僕の仕事が増えただけ…。これも孤独のRunawayの歌詞にありましたけど今の僕の心境としては『愛を殴られ義理を蹴飛ばされた』ってところですかね…。師匠の最後の立ち振る舞いのせいでちょっとだけ人間不信に陥っています…。
まぁ、何にせよ師匠の健康面は心配ですのでしっかり療養して次に進んでくれる事を切に願っていますよ…。じゃあね…。
