「生きる」ことについて、教えてくれる1冊。

 

「生きる」とは、生きている時に起こる問いに正しく答えることであり、その時々、人それぞれ異なりなるものである。

つまり、一般論ではなく、具体的なものである。

 

「夜と霧」は、オーストリアの精神科医であるビクトール・フランクルがナチス(アウシュビッツ)の強制収容所での経験をもとに書いた書籍です。この本は、極限状態で人間がどのような行動をとるのか、どのような人が生き残るのかについて描かれている。

【まとめ】

・生きる事を意味あるものにする可能性は、どうような覚悟をするかという事。

 苦しむことにも意味がある。

・強くあるためには、内面的拠り所を持つ。(愛するもの)

・自分の未来を信じられるもの。

・「生きる」とは、生きている時に起こる問いに正しく答えることであり、その時々、人それぞれ異なりなるものである。

つまり、一般論ではなく、具体的なものである。

 その「かけがえのなさ(責任)」を自覚した人間は、死なない。

・見ているだけで勇気づけられるものは、言葉よりも大きな存在になる。(模範となる。)

・あなたが経験したことは、この世のどんな力をもってしても奪えない。

 それほどに貴重である。意味がある。

・どんな集団にも、まともな人間とまともでない人間がいる。

 むしろその2つしかない。アウシュビッツ収容所の監視にもまともな人間はいた。

・経験に縛られることを知る。

 不正を働く権利のある者などいない。

 不正をされたから、不正をして良い訳ではない。

・私たちの支え、苦悩と犠牲と死に意味を持たせてくれるのは、幸せではない。

 不幸せもある。

 

最後に、全ての経験は高い代償であがなった感慨によって完成する。

 

 

【自分の具体的行動として】

・家族を大切にする。

・常に挑戦する。

・困難に立ち向かっていく。

・常に、今ある状況を俯瞰して、自分に問い、訓練する。