曹洞宗開祖 道元禅師
尊敬する亡き祖父に渡された道元の伝記。
高貴な生まれの道元は、幼くして両親を亡くし、自身の辛い体験から世の無常を強く感じ、仏教の道に進んだ。
高貴な位であるが、民衆に愛される曹洞宗を創始した。
曹洞宗の根幹は坐禅であり、いつ、如何なる人も坐禅を組むだけでいい。自身の体だけでいい。他に何もいらない。
(※その為、敢えて予約も参加料もいらない坐禅会に参加しました。)
禅とは、物事の真の姿、あり方を見極め、これに正しく対応し心を整えることを指す。そして坐ることで身体を安定させ、心を集中し、身・息・心の調和をはかるのが坐禅である。
~感想~
30分ほどであったが、時間の長さを感じなかった。
始め動揺はあったが、数分で落ち着いた。
警策(※曹洞宗で「きょうさく」と読む)を開始時に住職からいただいたが、その後は終了時まで集中でき、追加の警策はもらわなかった。
自分の苦手とする「静」の部分であり、最低限こういった節目節目には坐禅を行いたい。
道元も同じく、今1日1日を常に全力で生きることを説いている。