我為す事我のみぞ知る~日出ずる処百花繚乱Remix
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聞いて下さい。『フリーメイソン』



テレビ ラジオや雑誌その他メディア
信じる前 ふと 立ち止まるべきだ
伏せられた事実 記述されず 描く描写
洗脳 されることもなく何気なく生きる毎日
目向けず 興味ない 何の恐怖もないってのが第一
踊らされる 盤上 それ見て笑う影 現れる前に
認識 知識高め生きて増えてく知識
トップシークレット スッと背後周り悲劇へと
ウソくせぇ ってなら訪れんの死だけど
陰と陽があるように全てに
隠されてる答え その扉 の向こうに
さぁ 焦らず見渡す四方八方を
そして刻むぜ新たな明日を





高校生編⑦



過去をさかのぼって出す答⑳






















大会はいよいよ最終日を迎える。

そう、全てが決まり、そして終わる日。

オレの高校3年間の『剣の道』が、

静かに眠りにつく日。


だが、それは全ての試合、

残り3つの試合が終わりを告げた時の話だ。

迎える朝、オレに『静かな眠り』は似合わない。

それとは真逆の、

貪欲なまでの勝利への執着心。

その事しか頭になかった。

いや、頭だけでは足りなかった。
体全身の毛穴、ひとつひとつに

オレの、そのむき出しの闘志が

刻まれていた。

『悔いのない試合をする』

その言葉は、今のオレには甘っちょろい言葉でしかなかった。

ただ願った。

欲しいのはただひとつ。

優勝の二文字だけだ。


オレらはベスト8の試合をなんなく勝利し、ベスト4進出を決めた。

ここで、オレは12年間の剣道人生の中で、最も厳しい修羅場を迎えることとなる。



続く

高校生編⑥





過去を遡って出す答⑲



















一本を先制し、集中力を切らすことなくオレは開始線へと戻り、
明らかに焦っている相手大将と向き合う。

一本先制しているので『守り抜いて、時間切れを待つ』
そういう思考はオレの中に一切無かった。

審判の二本目の掛け声と共に、両者はお互いの間合いを取り合う。
そして、相手大将がオレの面めがけて飛んでくる。

オレはそれを見切り、返し胴を狙う。

が、相手に読まれていた。
防いだ相手大将は直ぐ様下がり面を打つ。


オレも攻め合いに負けてはいられない。












それを防ぎ、下がっている相手大将を追い、場外ラインまで追い詰める


刹那


お互いがお互いを理解し合っているように、

まるで長年寄り添う恋人の、
以心伝心とも言える意志疎通のように


オレと相手大将はお互いに面へ飛翔した。


まるで光の差す方へ闇の中を加速する虫のように…。


ほぼ互角なタイミング。

審判は決断を瞬時に迫らなければならない。

ゆえに答はすぐに出る。
三人中、一人が相手に、二人がオレに旗を掲げた。


ベスト8進出決定。


オレらが勝った。





















そのまま、オレは会場中の大歓声に包まれた。

スポーツのテレビ中継のそれを、生の肉体全身で感じとる。

なんという快楽、そして安堵感。

もっと、もっと、浴びせてくれ。

一瞬が、少しの永遠をオレに授けた。


続く


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