揺れる元旦 | Sotto Voce

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草花のこと。香りのこと。栃木県日光市周辺のイベントやワークショップのこと。日々のことなど。

「曇天」という語がぴったりはまる、

重たい曇り空で始まった新年。


午後になって、ああすこし雲が晴れてきたと思っていたら

いきなりCDが聴こえにくくなりました。


えっ地鳴り?立ちくらみ?どっち?


と思ううち、店のガラス戸が


ががががががががが


と大暴れ。


揺れ自体は歩いていると気づかない程度でしたが、

毎回地震のたびにこの音がすごい。


通りを歩く方々も驚いて立ち止まるほどの暴れっぷりです。

「ポルターガイストかと思った!」

と言われましてございます。

あーびっくりした。


ちょうどお客様がいったんはけた時間帯だったので、

さほどあわてずに済みました。やれやれです。


新年を迎える前、


まだなにひとつ片づいていないのに、

終わっちゃうんかい、2011年。

ここで区切りつけようってのかい、2012年。


と、ちょっと納得いかない気持ちだったのですが。


年始早々驚かされはしたものの。


まだ終わってないんだ。


なんとなく、安心したというか。

うまく言えませんが。


年改めなどというのは人間の勝手な都合であって

時は瞬時のすきまもなくなめらかに続いている

過去から未来へ、かならず続いていく


あらためて、そう思ったことでした。


雲の厚い朝でしたが、日光連山は山頂に朝日を浴びていました。



ハーブ茶屋 Sotto Voce-元旦の女峰山

大みそか、がんばって山頂をめざした方々は、

雲海からのぼる美しい御来光を拝することができたようです。


がんばったひとが報われる。


そんな年になりますように。