こんにちは。
ナチュロパスのあきこです。
さて SIBOの第三弾!
今日は 食事療法についてです。
SIBOの代表的な食事療法としては
- 低FODMAP(最も一般的に取り入れられている)食
- SCD(特定炭水化物)食
- GAPS(腸と心理症候群)食
- Elemental Diet (SIBOの治療法として具体的に研究された唯一の食事療法)
- SIBO Specific Diet /BIO PHASIC DIETなど(低FODMAP食とSCD食を組み合わせたもの)
- 低ヒスタミンダイエット
- 低発酵ダイエット/Low Fermentation/Cedars Sinai Diet (一部ていFODMOPと重複する)
などが挙げられます。
👆 👆 👆
カタカナとローマ字だらけで
分かりずらいですよね。。。💦
これらの食事療法は通常、
おおまかに (Elemental Diet 以外)
以下のフェーズに分けられますが
専門家や医師の指導の下で行うことが重要です。
- 排除フェーズ - 発酵しやすい食品、特定の炭水化物、糖質が高い食品を排除し、細菌の過剰な増殖を抑える
- 再導入フェーズ - 慎重に、一つずつ食品を再導入して、体の反応を観察
- 維持フェーズ - 長期的にバランスの取れた食事を続け、SIBOの再発を防ぐ
それぞれのフェーズで
推奨される具体的な食品や
除外すべき食材は
個々の状態や反応によって異なってきます。
今日は
これらの中でも
一般的に 療法として
取り入れられてる
低FODMAP 食を メインついて お伝えしていきます。
低FODMOP食とは
低FODMAP食は
Fermentable Oligosaccharides, Disaccharides, Monosaccharides, And Polyols.
(頭文字をとって)
/
消化が難しい
特定の炭水化物を制限する食事療法です
\
発酵しやすい Fermentable
- オリゴ糖 Oligosaccharides
- 二糖類 Disaccharides
- 単糖類および Monosaccharides
- ポリオール Polyols.
ですので、
IBS 症状を改善することで、
SIBO 症状も改善する可能性が高いともいえます。
ここで 注意が
低FODMAP食が
SIBOに治療にあたって
必ずしも 個々に合う食事療法ではないこと。
(人によっては 別な食事療法が合うこともある)
また
FODMAPすべての食材を
一生
完全に排除する食事法ではないこと。
限られた
高FODMAPの摂取量を除去や制限はしますが、
個々によって
除去する期間もちがってくるのと
また
これらの食品を制限し
症状が改善したかどうかを確認し
その後、
さまざまな種類のFODMAPを一度に1つずつ再導入していきます。
避けるべき高FODMAP食品
- フルクトース:果物(リンゴ、マンゴー、ナシ、スイカを含む)、ハチミツ、高果糖コーンシロップ)
- 乳糖:乳製品(牛、ヤギ、または羊の乳)、カスタード、ヨーグルト、アイスクリーム
- フルクタン:ライ麦、小麦、アスパラガス、ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎ、ニンニク
- ガラクタン:豆(ベイクドビーンズを含む)、レンズ豆、ひよこ豆、大豆などのマメ科植物
- ポリオール:糖アルコール※と、リンゴ、アプリコット、アボカド、サクランボ、イチジク、モモ、ナシ、プラムなどの種や種のある果物
では なにを摂取したらいいの? 低FODMAP食品は?
代わりに 楽しむことができる
低FODMAPの食材は 下記の通りです
- 乳製品の代わり:アーモンドミルク、無乳糖ミルク、ライスミルク、ココナッツミルク、オーツミルク、無乳糖ヨーグルト。
- フルーツ:バナナ、ブルーベリー、マスクメロン、グレープフルーツ、ハニーデュー、キウイ、レモン、ライム、オレンジ、イチゴ。
- 野菜:タケノコ、もやし、チンゲンサイ、ニンジン、チャイブ、キュウリ、ナス、ショウガ、レタス、オリーブ、パースニップ、ジャガイモ、ネギ、カブ。
- たんぱく質:牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵、豆腐。
- ナッツ/種子: (各 10 ~ 15 個に制限) アーモンド、マカダミア ナッツ、ピーナッツ、松の実、クルミ。
- 穀物:オーツ麦、オーツ麦ふすま、米ぬか、グルテンフリーパスタ、キヌア、白米、トウモロコシ粉。
低FODMAP食をするにあたっての リスクと注意点
プラクティショナーとして推奨する
低FODMAP 食は
除去フェーズから始まり
せいぜい ながくても6か月 (普通は3か月ほど)
徐々に食品を再導入して
個々の耐性を評価するアプローチとなっていく旨
長い期間の
除去フェーズは
下記のようなリスクを考慮しなければなりません
↓ ↓
低FODMAPダイエットの注意点
栄養不足:
低FODMAPダイエットは多くの食品群を制限するため
長期にわたる厳格な制限はビタミン、ミネラル、食物繊維などの
重要な栄養素の不足を引き起こす可能性があります。
食事の多様性の欠如:
多くの健康的な食品がFODMAPとして分類されるため
食事の多様性が減少し、食生活が単調になる可能性があります。
社会的な制約:
外食や社交の場での食事選びが難しくなる可能性があり
これが社会的な隔離感(孤独感)を引き起こすこともある
適用性の限界:
すべてのIBS患者が低FODMAPダイエットから
完璧に恩恵を受けるわけではありません。
一部の人には効果が限定的であったり、全くない場合もあります。
潜在的なリスク
健康への長期的な影響:
FODMAPには 腸内細菌に必要な 食物繊維(プレバイオティックスも含まれてます)
厳しい除去によって
食物繊維の摂取量が不十分になると
酪酸を生成する有益な細菌の減少を招き
便秘や健康的な腸内フローラのバランスの崩れが生じる可能性があります。
長期はおすすめはできません。
誤った自己診断:
低FODMAPダイエットを
自己診断で実施することは
根本的な健康問題の見落としや
誤った治療につながるリスクがあります。
食事障害のリスク:
食品への過度の制限は、摂食障害など行動や思考パターンに影響を与える可能性もある
↑ ↑
これらの問題も懸念されるゆえ、
低FODMAP食は治療段階に限定し
できるだけ早く
発酵性炭水化物(FODMAP)の再導入を開始することが 最善です。
また
個人の健康状態、栄養ニーズ、
ライフスタイルに合わせた
食事計画を立てることも重要となってきます
次回に
抗生物質とハーブ療法について述べていきますが
食事療法をはじめ
プロバイオティクスやプレバイオティクスの摂取
ライフスタイルの見直し
は
本当に 土台となってきますので
まずは、
今からできること。。。。
十分な睡眠
ストレスをためない
など
意識していただけたらと思います。