大阪のかつ丼専門店
朝遅く起きたら、
かつ丼食いたいモードだった。
大阪出張中の数日前の話。
その日は午後から深夜までのお仕事、
ランチ(朝昼兼用)がその日一番の楽しみなのである。
お目当ては
「日本一厚いかつ丼」
のお店。
2年前に行ったことがある。
(当時の記事→「日本で一番厚いカツ」)
ご飯の上に、炒り卵。
その上に5センチはあるとんかつ。
久々に食べようかと思ったのだが…。
開店時間午前11時
10時半に店に着きそう。
早すぎるしどこかで時間を潰そうか…
と角を曲がったら、すでに行列。
10人くらい並んでいる。
しかも全員が中国語を喋っていた…。
席数は限られている小さい店。
開店直後に座れなければ、
相当待つことになる。
3分くらい並んだところで、なんか嫌気が差して
列を離れた。
◆◇◆
それでも、脳内はかつ丼に支配されている。
Google先生を駆使。
「難波」「かつ丼」と入力して、ぽん。
いくつかある中から、
ほど近いところ
法善寺横丁にある
「喝鈍」に決めた
「かつどん」と読む。
かつ丼専門店だという。
店を構えてから40年くらい経つという。
メニュー。
迷わずカツ2枚、玉子2個の「WW」を注文。
カウンターだけの店。
恰幅のいい店主はが目の前で調理している
外見はごっついが、親しげに話しかけてきた。
「どこからですかー?」
-東京からです
「この店どうやって知ったんですか?」
-ネットで、難波、かつ丼で調べて。
「きょうはかつ丼の日だったんですね笑」
「敢行ですか?」
-出張です。このあと、仕事なんですよー
◆◇◆
世間話をしながら、
その手際を見ている内に、
目の前に出されたのは、
銅鍋で作られたカツ煮と、ご飯。
かつ丼なのにかつ丼ではない。
恰幅のいい店主に聞いてみた
「うちはご飯も自慢なんです。まずはご飯をそのままで食べてほしいので」
とのこと。
まずはご飯を一口。
かつ煮を一口。
かつ煮定食としてスタート。
確かにご飯、しっかり甘みがあっておいしい。
銅鍋を持ち上げて、
オンザライス。
大成功。
◆◇◆
出汁多めのかつ丼。
薄めのカツはしっかりしている。
通常出汁多めのかつ丼だと、
衣が剥がれがち。
最後までしっかりと、
カツはカツのままだった。
食べている内に、
どんどんお客さんが入ってくる。
地元の人で賑わう良いお店。
お勘定を済ませて帰ろうとしたら
恰幅のいい店主が言う。
「お仕事、頑張って」
うれしいね。
満腹、満足な当たりランチ。
地元の人が多い様子。