サイン見落とし | でブログ

サイン見落とし

悪いことをした。
早く気付いてあげるべきだった。


床に就いている娘の熱は
36度後半から、37度前半、そして38度を超えた。


◇◆◇


娘は朝から何度もくしゃみをし、
「まことちゃん」のような、有り得ないくらい両方の鼻の穴から大量の鼻水を垂らした。

ひどいときにはくしゃみの拍子に鼻水を床に叩きつけたほどだ

最近くしゃみと鼻水は頻繁に出ていた。

特に熱もなく、ハウスダストかなにかのアレルギーかな、なんて思っていた。


この日は特にその量が多かったのだが、


そんな“サイン”を、まず見逃していた。


◇◆◇

朝から娘は元気であるように見えた。

本日の予定は、

自転車で少し遠くのホームセンター兼スーパーで買い出しして、
近所の公園で最後の花見を楽しむプラン。



娘は昼食に好物のメロンパンをリクエストしていたのだが、

「パパ、メロンパンかってきて。わたしはママとおるすばんするから」
…思えば、外出したくない、というサインだったか。


◇◆◇


買い出しを終える

メロンパンももちろん買う。
あとは酒少々とおつまみ。


娘は
「メロンパン、おうちにかえってたべよう」
と言った。

-きょうは公園で食べるんだよ

「そっかー」


やはり、これも家に帰りたいというサインだったか。


花見。

メロンパンをあっという間に食べた娘は、フライドポテトを平らげ、父のおつまみ用のチーズも奪って食った。


百均で買ったちゃちなテニスラケットセットを振り回して遊ぶ。


元気に見えたのだが…。


◇◆◇


巨大滑り台のある公園で元気に遊び、
夕飯用の買い物の合間にゲームセンターで元気に「太鼓で遊ぼ」をした。

しかし帰る頃、
娘の機嫌はだいぶ悪くなっていた。

「おうち、かえるのぉ」
半切れだ。


妻の運転する自転車のチャイルドシートで爆睡。


帰宅して、少し身体が熱いことに気付く。


ここで1日を振り返る。
娘から、何度も“家でゆっくりしたい”というサインがあったことに気付く。



子供は少々しんどくても、目一杯遊んでしまう。

外に連れて行ったことで、良くなかった体調を悪化させてしまったのだろう。


悪いことをした。

明日朝一番で病院に連れて行く。