こんにちは! ちゃん です!
今回のブログでは数学の勉強法について紹介していきたいと思います。
実は数学は僕の一番の得意科目で、東北大学入試では6問中5完半、88%の得点をとることができました!
そんな僕が実践した勉強法のなかで、特に重要だと考えるものを紹介していきたいと思います。
それでは行きましょう!
大学受験における数学の立ち位置
数学は、大学入試において配点が高く、特に理系受験生にとって最重要科目であるといえます。
しかし、実際には数学に苦手意識を持つ受験生は多いのが現状です。
ですが、実際の入試ともなればそんなことは言ってられません。入試数学は多くても大問6個の出題のみ。東北大であればその6問全体で250点。一問あたりの配点は42点分となっています。物理や化学などは一問3点であることが多いため、そう考えると数学が入試においていかに重要な立ち位置にあるかわかりますね。。。
数学を制する者は受験を制す!
そういっても過言ではありません。
今、数学が伸び悩んでいる人も、今回の話を通して医学部受験を突破するための数学力を手に入れましょう!
数学の勉強法
数学の勉強には大きく分けて3段階あります。
①網羅系参考書を利用した解法暗記
②問題演習を通して解法理解の精度を高める
③志望校に合わせた過去問演習
1.網羅系参考書を利用した解法暗記
まずここで断言します。
数学が得意な人は、誰も発想力で勝負していません!
もし問題を与えられてその場で解き方をスラスラ発明できるのであればその人は天才です。相手にしなくていいです(笑)
ですが、僕も含め、凡人にそんなことはできません。おとなしく解法暗記をしましょう。
網羅系参考書はチャート、フォーカスゴールドあたりがメジャーですね。
おそらくこれらの参考書は学校で配布されると思うのでそれを活用しましょう!(僕は黄色チャートが配布されていたのでそれを利用していました)
最初は例題をみて、その解答をまねて紙に書いてみてください。そのあと「あー、こうやってやるのかー」と、全体像を確認しながら自分の中で納得してみてください。細かいことは気にしなくてOKです。(網羅系参考書は何回も繰り返してやることが前提にあるので)
要は解法のストックをためていけばいいのです。
例題を見たらスラスラと解答できるようになるまでひたすら繰り返してください!
医学部、難関大学受験生は、高2の終わりまでに数Ⅲまで網羅系参考書を一通り仕上げることが理想です。
2.問題演習を通して解法理解の精度を高める
網羅系参考書の例題がスラスラ解けるようになってきたらどんどん応用問題に取り組んでいきましょう!
具体的には「一対一対応の演習」「新数学スタンダード演習」「理系/文系数学のプラチカ」などがお勧めです。
2章では、1章と違い、「解法暗記」という言葉ではなく、「解法理解」という言葉を使いました。
この「解法理解の精度」をいかに高められるかが、数学強者になれるかどうかの境目になってくるのです!
考えるべきポイントは「実戦でどう使うか。」
もっと具体的にいうと「何を、いつ、どういうふうに使うのか」を考えながら整理していく。ということです。
ちょっと難しいですね。
そうなんです。これが一番頭を使い、一番大変な作業なんです。
ですが、これこそ、「数学の基礎を固めていく」ということなのです。
いっぱい解き方をマスターしたとしても、「いざテストになったとき、何を使えばいいかわからず、勉強したことを発揮できなかった」なんてことになったら意味がありません。
たとえば、2次関数の解の配置問題ってありますよね。(数Ⅰの範囲です)
問題を解いていく中であとは解の配置を考えれば答えが出るってなったとき、あなたはこの後どうしますか?
僕が考える方法は3つです
①判別式、軸、端点に着目する
②解と係数の関係から求める
③定数分離をして考える
解法についての詳しい説明は省きますが、このように、ストックした解法を、いざというときにスッと引き出せるようにし、適切に使えるようにする。これが非常に重要なのです。いわゆる定石ってやつですね。
(数学が得意な人は、問題演習を通して定石をマスターし、解法の引き出しをスムーズに取り出せるようになっています。一から解き方を発明しているわけではないんですよね)
では、どうしたらこんなことができるようになるのでしょうか?
それは
網羅系参考書(土台参考書) ↔ 問題演習 の行き来を繰り返す
ということです。
ステップ1の解法暗記がある程度できてきたと感じたら、どんどん応用問題にチャレンジしてみてください。(問題演習の段階です)
チャートのexecise、一対一対応の演習、プラチカあたりの問題ですね。
解けたり解けなかったりするかと思いますが、大事なのはそのあとです。
模範解答をみて、「なんで解けたのか」あるいは「なんで解けなかったのか、どういう考えが足りなかったのか」
を考えてみてください。
そして、足りなかった考え方が土台参考書に載っているか調べてみてください。
土台参考書に載っていたけどうまく使いこなせなかった考え方があるとすれば、それはあなたの理解不足であり、伸びしろです。「どういう考え方を、どういうときに、どういう風に使うのか」これを徹底的に分析して整理してください。
この時、ほかの解法と比較しながらそれぞれの解き方のメリット、デメリット等も整理できると完璧です。
(僕はよく、フローチャートを使ってノートや参考書に書き込み、解法を整理していました)
とにかく、「次にその問題にあたったとき、根拠をもってその解法を選び、『こう解くのが当然』と思いながら解答できる」というレベルまで突き詰めて考えるということが重要です。
この作業は本当に頭を使いますが、この作業を徹底することで、「逆に入試標準レベルの問題ではそこまで頭を使わなくなる」という領域にまで達することができます。(問題を見てすぐに、解き方が最初から最後まで見えるようになるんですよね)
よく、青チャートや一対一対応の演習だけで国公立医学部に合格したとおっしゃっている方がいますが、おそらくその方々は上記のことを徹底し、入試数学を攻略してきたのだと思います。
問題演習に終わりはありませんが、ペースとしては高3の夏休みまでに上記の参考書を2、3周できているといいペースです!
3.志望校にあわせた過去問演習
問題演習をある程度行って、「そろそろ過去問やってみたいな」と思ったら過去問にチャレンジです!
赤本等を使って過去問を解いてみましょう!
その時も意識することは2章と同じです。
土台参考書 ↔ 過去問 の行き来
を繰り返していきましょう!
過去問をやってく中で
「この分野苦手だな…」「この分野、頻出だからもっと演習積みたいな…」と感じることがあると思います。
過去問で頻出の分野であれば、ライバルも相応の対策を練ってきます。
過去問で頻出でなくても、万が一苦手な分野が出題された場合、戦略的にも心理的にも厳しくなります。
入試ではどんな分野が出題されるかわかりません。だからこそ、分野ごとに演習量を増やし、自信を深めていくことが大切になります。
分野別おすすめ参考書
確率分野
「合格る確率・場合の数」
確率、場合の数の問題へのアプローチはほとんどこの本に載っている考え方に帰着されます。
段階別に問題が構成されていて無理なく取り組むことができ、図が多く使われているため非常にわかりやすいです。
僕は合計4周くらいして、本に直接書き込みながら確率、場合の数の考え方を定着させました!
整数分野
「PASSLABO in 東大医学部発「朝10分」の受験勉強cafe」
僕は、整数って大学受験数学の中で唯一発想力が重要な分野だと思っていました。
しかし、この動画を見てから考えが変わりました!
整数問題の定石が整理されていて、考え方が体系的にまとめられている動画です。
僕はこの動画の問題を何周もして、考え方を頭にしみこませました!
数Ⅲ分野
「ハイレベル数学Ⅲの完全攻略」
数学Ⅲの全分野にわたって難易度の高い問題がそろっています。
(初見で最後まで解ききれる問題はほとんどありません(笑))
この参考書の最大の魅力は、「充実した解説」です。2章で述べた「解法理解」の部分がとても充実しており、「こういう問題にはこれらの解法が考えられるが、今回の問題はこういう理由からこの解法を選択する」というように2章で述べたことがそのまま載っています。また、例題とは別に用意されたフォローアップ問題を通して、例題で紹介された別の解法の使い方も学べるため、一つの例題から多くのことを吸収することができます。
僕は、高3の9月ごろから合計で3周くらいし、数Ⅲを自分の武器にしました!
全分野
「Mathematics Monster」
僕が最もお勧めする数学のYouTubeチャンネルです!
主に上位医学部志望者、地方医学部で数学でアドバンテージをとりたい受験生向けです。
数Ⅰ~数Ⅲまでの全単元について難易度の高い問題演習を行うことができ、体系的な解説を聴くことができます。
僕は高3の秋ごろ、複素数平面、整数、確率の問題演習に活用していました。
ホームページのリンクからYouTubeにアクセスできます!
以上、数学の勉強法について紹介していきました。
「数学」と聞くと、「自分には無理。。」「才能が必要だ。。」と思い込み、諦めている受験生も多いかと思います。
ですが、それは「思い込み」にすぎません!
正しい勉強法で正しい努力をしていけば、やがて伸びる時が来ます!
残念ながら、すぐに成果は出ません。一般的には勉強した成果が出るのは3か月後だともいわれています。
ぜひ、その「3か月後」に成果が出ることを信じてやり続けてください!報われるときは必ず来ます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!